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日程2015年02月13日 ~ 2015年02月19日
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時間17:00
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会場アサヒ・アートスクエア(東京都墨田区吾妻橋1-23-1 スーパードライホール 4F)
アサヒ・アートスクエアが年間を通して行うアーティスト支援事業「Grow up!! Artist Project[グローアップ・アーティスト・プロジェクト]」。
本年度より2名の発表実績のあるアーティストを公募で選び、展覧会や舞台公演といった作品発表を最終地点とせず、自らの表現ともう一度向き合い、多角的な視点から「じっくりと考える」プロセスをサポートしました。
それぞれの1年間の成果を、報告会として公開します。
《報告会概要》
期間|2015年2月13日(金)〜2月19日(木)※火曜日休館
開場時間|平日:17:00〜21:00、土日:12:00〜21:00
会場|アサヒ・アートスクエア(東京都墨田区吾妻橋1-23-1 スーパードライホール 4F)
料金|ドネーション制
主催|アサヒ・アートスクエア
協賛|アサヒビール株式会社
問合せ|アサヒ・アートスクエア
tel/090-9118-5171(10:00-18:00 ※火曜日休館)、mail/aas@arts-npo.org
参加アーティスト|
大崎晴地(美術家)
毛利悠子(美術家)
内容|
大崎晴地:
空間と行為の可塑性をコンセプトに、1年間の試行錯誤を経て始まった《障害の家 Barrier House》プロジェクト。社会のバリアフリー化に対してバリアそのものの方に接近する住まいを考えることで、「バリア」と「フリー」を問い直し、多様な経験に遭遇する生活のフォームを提案。障害や健常という見方ではなく、むしろそれぞれの自由度が更新されるような場面に直面し、深く他人とのあいだで別の繋がりをつくる。内部の「部屋」は、同じ空間に居ながら異なる世界で結ばれる部屋や、別々の空間に居ながら同じ世界の上に重なる部屋など、異なる位相の出来事が縺れながら絡まりあう。発達障害や自閉症の見えない障害をケースに、家の概念パーツ(壁、天井、床、階段、・・・)や物(光、空気、重さ・・・)とのかかわりを設計の仕組みから見直し、様々な仕掛けをプランニングする。《障害の家》は、架空の平均(Mr.Average)のニーズに応じるものではなく、個別の経験の履歴から生まれるプロセスであり、それぞれの新しい感覚体験に働きかける生きた乗り物だ。
プロジェクト始動にあたる今回は、《障害の家》の実現に向けた実験的なプラン展示と合わせ、「建築説明会」または「訓練室」とも取れるような場を、ゲストとのトークを交えて発表します。
毛利悠子:
駅構内に散在する水漏れ事故に駅員が対処したさまざまな現場を発見・採集するフィールドワーク《モレモレ東京》。
都市の建築物を食い破って出現する「自然」に、ビニールシート、バケツ、ガムテープなどの日用品を即興的に組み合わせて立ち向かう駅員の器用仕事(ブリコラージュ)に、毛利は「用の美」としての芸術的発想の原点を見ています。「GUA2014」で開催したワークショップの中で、多様なアプローチの可能性を模索してきました。この報告会では、ワークショップやトークを通じて1年間の成果を発表します。
詳細はアサヒ・アートスクエア HPスケジュールへ
http://asahiartsquare.org/ja/schedule/