イベント

10月

04

終了「三宅島大学誌」活動報告会

10月4日、「三宅島大学」の活動をより多くの方と共有し、検証する場として、公開研究会を開催します。

  • 日程
    2014年10月04日

  • 時間
    14:30

  • 会場
    3331 Arts Chiyoda 3F 東京文化発信プロジェクトROOM302

2011年度から2013年度にかけて、東京都三宅島を舞台として展開された「三宅島大学」。〈大学〉という「しかけ」を三宅島にて展開することで、〈大学〉の講座やプログラムを通じて人びとが出会い、のびのびと語らう「学び」の場をデザインし、コミュニケーションを誘発するとともに、島の魅力や地域資源を発掘・発信していくことを試みました。 「三宅島大学誌」では、関係者へのインタビューなどを通して、1年をかけて「三宅島大学」を振り返り、地域と人々の関わり方、場づくりの可能性・限界などの視点から検証し、その研究成果を印刷物にまとめ広く還元していきます。本研究は、「三宅島大学」の監修者として3年間の企画運営に携わった加藤文俊氏を中心として進めていきます。
 
10月4日、「三宅島大学」の活動をより多くの方と共有し、検証する場として、公開研究会を開催します。加藤文俊氏、五十嵐靖晃氏による三宅島大学の振り返りやエピソード紹介に加えて、大南信也氏より徳島県神山町におけるアートを基軸にした地域再生の事例を紹介していただきながら、アートプロジェクトが地域コミュニティに与える影響や、アートプロジェクトをを通じた場づくり、人づくりなどについて話し合います。 
 
ゲスト:加藤文俊(社会学者/慶應義塾大学環境情報学部教授)、五十嵐靖晃(アーティスト)、大南信也(特定非営利活動法人グリーンバレー 理事長)
進行:森司(東京アートポイント計画 ディレクター)

[日時] 2014年10月4日(土)14:30-16:30(開場14:15)
[会場] 東京文化発信プロジェクトROOM302(東京都千代田区外神田6-11-14 [3331 Arts Chiyoda 3F])
[料金] 無料
[定員] 40名

詳細、申し込みはウェブサイトから http://www.tarl.jp/cat_lesson/10318.html

加藤文俊(社会学者/慶應義塾大学環境情報学部教授):
1962年京都府生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。龍谷大学国際文化学部助教授などを経て、現在、慶應義塾大学環境情報学部教授。
2003年より「場のチカラ プロジェクト」を主宰。学生たちとともに、全国のまちを巡りながら「キャンプ」と呼ばれるワークショップ型のフィールドワークを実践中。「墨東大学」(2010-2011 岡部大介・木村健世との共同プロジェクト)、「三宅島大学」プロジェクト(2011-2013)に参画。近著に『つながるカレー:コミュニケーションを「味わう」場所をつくる』(2014, 共著)、『X-design』(2013, 共著)、『キャンプ論:あたらしいフィールドワーク』(2009)、などがある。

五十嵐靖晃(アーティスト):
1978年千葉県生まれ。2005年東京藝術大学大学院修了。その土地の日常に入り込み、新たな視点と人のつながりを見いだすプロジェクトを各地で手がける。代表的なプロジェクトとして、樟の杜を舞台に千年続くアートプロジェクトを目指す福岡県太宰府天満宮での「くすかき」(2010~)や、漁師らと共に漁網を空に向かって編み上げ土地の風景をつかまえる「そらあみ」(瀬戸内国際芸術祭2013・六本木アートナイト2013)などを行う。熊本県津奈木町では海の上にある廃校を拠点にしたアートプロジェクト「赤崎水曜日郵便局」(2013~)の企画運営に携わっている。http://igayasu.com

大南信也(特定非営利活動法人グリーンバレー 理事長):
1953年徳島県神山町生まれ。米国スタンフォード大学院修了。過疎地域が生き残るための解決策を見いだそうと、90年代初頭よりアートや環境を柱に地域と世界をつなぎ、グローバルな視点での地域活性化や、ワークインレジデンスによる若者や起業者の移住、ITベンチャー企業のサテライトオフィス誘致による雇用の創出などに取り組んでいる。「創造的過疎」を標榜し、クリエイティブな人材の持つアイデアやスキルの集積、融合によって各種地域課題の解決を進めている。ふるさとづくり有識者会議委員(内閣官房)、徳島大学客員教授。

森司(東京アートポイント計画 ディレクター):
1960年愛知県生まれ。公益財団法人東京都歴史文化財団 東京文化発信プロジェクト室地域文化交流推進担当課長。東京アートポイント計画の立ち上げから関わり、ディレクターとしてNPO等と協働したアートプロジェクトの企画運営、人材育成プログラムを手がける。2011年7月より「Art Support Tohoku-Tokyo(東京都による芸術文化を活用した被災地支援事業)」のディレクターも務める。

Tokyo Art Research Lab(TARL)とは
アートプロジェクトを実践する全ての人々に開かれ、共につくりあげるリサーチ/人材育成プログラムです。現場の課題に対応したスキルの提供や開発、人材の育成を行うことによって、社会におけるアートプロジェクトの可能性を広げることを目指しています。今年度は継続する「研究・開発」プログラムと、新設する「思考と技術と対話の学校」の2つのプログラムを展開し、アートプロジェクトに携わる人のための、学びやネットワークの場づくりを行います。
TARLは、地域・市民が参画するアートプロジェクトを通じて東京の多様な魅力を創造・発信することを目指す東京文化発信プロジェクト事業「東京アートポイント計画」の一環として実施しています。www.bh-project.jp

[主催] 東京都、東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)

[お問合せ] TARL事務局(一般社団法人ノマドプロダクション)
e-mail:info@tarl.jp tel:080-3171-9724 fax:03-6740-1926

キーワード:

アート / 三宅島


レビュー(0)


関連骰子の眼

月別イベント