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日程2014年09月19日
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時間19:30
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会場恵文社一乗寺店コテージ
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日時:2014年9月19日(金)
開場19時 開演19時30分 終演21時
料金:1500円
会場:恵文社一乗寺店コテージ(京都府京都市左京区一乗寺払殿町10 恵文社一乗寺店 南)
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藤野可織さんの短編集『おはなしして子ちゃん』(講談社)、藤井光さん翻訳のセス・フリードの短編集『大いなる不満』(新潮クレスト・ブックス)は、現実と妄想の狭間を自在に行き来して、“人間の不条理”を多彩に描き出します。
短編ならではの、唐突にも感じる悲劇的な幕切れ。なんとも言えない読後感。
でも、人は、名づけられようのない感情を得られた時、世界が広がったと感じるのではないでしょうか。
人間の闇に絶望するのではなく、それを認めた上でニヤリと笑う。そんなしたたかさは生きていく糧であり、それはそのまま僕らが小説に求めるものだと思います。
今回は、藤野可織さんと藤井光さんに創作論、翻訳論も交わして頂きながら、小説の新たな可能性を、“黒い笑い”をきっかけに、一緒に考える時間になればと思います。
『おはなしして子ちゃん』と『大いなる不満』の2冊を読んでいなくてもお楽しみ頂けると思いますし、もちろん、お2人のご著書の販売も致します。ぜひご参加ください!
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詳細:http://ignitiongallery.tumblr.com/post/93959737832/x
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ご予約:
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[ignition.gallery@gmail.com ]
件名 : 「黒くわらえ!」
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プロフィール:
藤野可織(ふじの・かおり)
1980年京都市生まれ。同志社大学大学院美学および芸術学専攻博士課程前期修了。
2006年「いやしい鳥」で第103回文學界新人賞、2013年「爪と目」で第149回芥川龍之介賞、
2014年『おはなしして子ちゃん』で第2回フラウ文芸大賞受賞。
著書に『パトロネ』『ファイナルガール』などがある。
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藤井 光(ふじい ひかる)
1980年大阪府生まれ。北海道大学大学院文学研究科、日本学術振興会特別研究員を経て、現在同志社大学文学部准教授。主な訳書にデニス・ジョンソン『煙の樹』、サルバドール・プラセンシア『紙の民』、ロン・カリー・ジュニア『神は死んだ』(以上白水社)、ダニエル・アラルコン『ロスト・シティ・レディオ』、テア・オブレヒト『タイガーズ・ワイフ』、セス・フリード『大いなる不満』(以上新潮社)、ロレンス・ダレル『アヴィニョン五重奏』(河出書房新社)など。
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企画:熊谷充紘(ignition gallery)