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終了"I am there" 小沢裕子/伊左治雄悟

  • 日程
    2014年08月09日 ~ 2014年09月07日

  • 時間
    11:00

  • 会場
    gallery COEXIST-TOKYO

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会期: 2014年8月9日(土) - 9月7日(日)
企画: gallery COEXIST-TOKYO
入場: 無料
主催: 株式会社ZEエナジー
時間: 11:00 - 19:00 月曜休廊
※オープニングレセプション 8月9日(土)17:00 - 19:00
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この度、gallery COEXIST-TOKYOでは、美術家の小沢裕子(おざわ・ゆうこ)と伊左治雄悟(いさじ・ゆうご)の二人展を開催する運びとなりました。
”I am there” このタイトルは、理論物理学者をモチーフにした、以下のようなジョークから引用したものです。

二人の理論物理学者が登山中に道に迷いました。そのうちの一人が地図を広げ、しばらくして言いました。
「君、向こうの山が見えるかい?」
「ええ、見えますよ」
「理論上、我々はあの山にいるようだ」

現実に起こりうる既知や未知の現象をシミュレーションする手段でありながら、あまりにも複雑な理論物理学を皮肉ったこのジョークには、頭の中で距離や時間を無視してしまう人間の奇癖が見え隠れしています。

本来そうあると私たちが信じ込んでいる世界の姿が、案外そうでは無いのかもしれないと気づいた時、自嘲気味に笑いが込み上げてくる、そんな経験が皆さんにもあるのではないでしょうか?

本展では、そんなふうに思わず「くすり」と笑ってしまうような作品を発表してきた二人の作家をご紹介します。

小沢裕子は、映像や文学、写真を組み合わせた作品を制作しています。小沢自身がテレビを観ている時に感じているように、彼女の作品の鑑賞者は画面越しに「無名の傍観者」となり、彼女が創り出す、わたし/彼/あねた、の立ち位置が曖昧な世界に引き込まれます。

一方、伊左治雄悟は、現実に起こり得ないような現象を彫刻作品に落とし込み、目の前に提示することで、現実には起こらなかったはずの世界を想像する事を求めています。今回の出品作品である割れた器の内と外をわざわざ逆に金継ぎした作品は、物事を追求すると現実離れした結論を導きだす先の理論物理学者のジョークを思わせます。

まったく表現方法の異なる二人の作家ですが、その根底には本来”そうである”とされている姿をほんの少しずらすこと既成概念に揺さぶりをかけるという共通点があります。二人の新鮮かつシニカルな視点を本展にてぜひご高覧ください。

■お問い合わせ■
gallery COEXIST-TOKYO
東京都江東区木場3-18-17 2F
tel:03-5809-9949
mail:info@coexist-tokyo.com
URL:http://coexist-tokyo.com

キーワード:

小沢裕子 / 伊左治雄悟 / COEXIST-TOKYO


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