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日程2014年08月07日 ~ 2014年08月10日
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時間07:00
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会場札幌芸術の森美術館、他
【開催概要】
2014年8月23日(土)-25日(月)<2泊3日> *最小催行人数:15名(定員:25名前後)
※上記が正しい開催日程となります。ツアーのお申込締切の関係上、本サイトには異なる日程をダミーで入力をしております。予めご了承ください。
1)一般:94,000円(税込)
2)MAD受講生・修了生・AITメンバー、学生:89,000円(税込)
明治時代、維新変革に伴い、積極的な開発が進められた北海道は、石炭などの天然資源による開発利用によって、日本の近代化に大きな役割を果たしました。SIAF2014は、「都市と自然」をテーマに、坂本龍一氏をゲストディレクターに迎え、北海道という広大な土地に記憶された歴史や文化、人々の暮らしをアートの視点で見つめ直し、これからの都市と自然との関わり方を考える、北海道では初の国際芸術祭です。会期中は、札幌市内の公園や歴史的建造物、地下歩行空間などを舞台とし、国際色豊かな作品の展示やパフォーマンス、ライブなどが行われます。
本ツアーでは、はじめに、アイヌ民族や開拓農家の暮らしなど、北海道の近代の歴史を撮り続けた社会派カメラマン掛川源一郎と、幼少期にアイヌの人々との交流をもつ「ゴジラ」などの特撮映画音楽で知られる作曲家・伊福部昭による2名の展示を通して、北海道の近代史を違った角度から捉え、検証する展示を鑑賞します。また、札幌の自然環境を象徴する「雪」をテーマに、世界で初めて人工雪を作ることに成功した物理学者・中谷宇吉郎について芸術的観点から評価を行うユニークな展示や、中谷宇吉郎へのオマージュとして制作した高谷史郎による映像インスタレーションのほか、第52回ヴェネチアビエンナーレ(2007)で日本館代表展示作家に選ばれた、北海道出身の岡部昌生による大規模な夕張炭鉱遺構のフロッタージュ作品や、国際的に活躍するスボード・グプタの巨大都市を想起させる彫刻など、私たちの暮らしを支えるエネルギーやそれを取り巻く環境について考えます。
最終日に行うトレッキングでは、SIAF2014のサブテーマのひとつである「自然」について、身体を使って学びます。場所は、初級者から登山愛好者まで幅広い層に人気の「樽前山」。透明度の高さで有名な支笏湖(しこつこ)や太平洋を眺望できます。8月の樽前山では、イワギキョウやタルマエソウ、ヤマハハコなどの花が見頃です。参加者とともに、1、2日目に巡った芸術祭を振り返りながら、都会の生活ではなかなか味わうことのできない大自然の世界を満喫しましょう。