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投稿者:NO IDEA


6月

21

終了新しい身体

  • 日程
    2014年06月21日

  • 時間
    13:00

  • 会場
    VACANT

『新しい身体』

ルールが変わったらどんなゲームが見られるだろう。
4年に1度のサッカーの祭典、ワールドカップがブラジルで開催されている只中に渋谷と原宿の2会場で開催されている架空のサッカー協会「JFA」によるもうひとつのサッカーイベント 『新しいルール』と『ルール・スタディーズ』展。

展示に合わせて発行される小冊子『身体 : ある乱丁の歴史』は文化人類学者の今福龍太さんがスペインで行った講演をまとめたもので、今回特別に著者の今福龍太さんとみやび出版社さん、写真家の森山大道さんの協力を得て少数部数ながら、2つの会場で販売させていただいています。

冊子の出版を記念してささやかながら行われる本イベントでは『身体 : ある乱丁の歴史』のテキストを下敷きに『新しいルール』と『ルール・スタディーズ』2つの展示を紐解いていきます。

2014.6.21(sat)
at VACANT
13:00 open / 13:30 start
料金:¥1,000

出演:今福龍太(文化人類学者)

テーマ:身体で視る『新しいルール』『ルール・スタディーズ』
多木浩二の「写真論」を援用して,歴史というものにも乱丁や落丁がある,写真とはその歴史の乱丁や落丁の証しであり,表現である,と述べた上で「スポーツの探求は,歴史哲学的な探求としての歴史の乱丁や落丁を探り出すという作業」であると述べる著者の今福龍太さんと共に、『新しいルール』『ルール・スタディーズ』展にまつわる作品をスライドショーや映像を交えつつお話いただきます。

予約:http://www.vacant.vc/d/101(VACANT)
*予約フォームは、イベントページ下部の〈RESERVE〉ボタンより立ち上がります。

企画:Football Association by JUUICHI・HUTU
協力:VACANT、みやび出版

*プロフィール
今福龍太
人類学者・批評家。東京外国語大学教授。同時にサンパウロ・カトリック大学客員教授として映像論/偶景論のセミナーを随時担当。さらに群島という地勢に遊動的な学びの場の創造を求めて2002年より巡礼型の野外学舎〈奄美自由大学〉を主宰。著書に『荒野のロマネスク』『クレオール主義』『ここではない場所』『ミニマ・グラシア』『ブラジルのホモ・ルーデンス』『群島-世界論』『身体としての書物』『レヴィ=ストロース 夜と音楽』『薄墨色の文法』など多数。

「ここで私は身体というものも一つの歴史の乱丁の証と考えることができないであろうか、という問いかけをしたいと思うのです。これは、先ほど言ったような戦争、競争、勝敗原理といった連続体によって刻み込まれた歴史ではなくて、むしろそういう歴史の中で忘れ去られているある乱丁や落丁の痕跡です。それが身体の奥深いところに刻み込まれているのではないかということです。そこには、歴史の亀裂が封じ込まれているのではないか。支配的な歴史によっては捉えることができないような断片的な歴史が、乱丁のように、迷路のようにして身体の中に沈んでいるのではないか。正当な歴史的視点によっては見いだされないある種のリアリティが身体の中には眠っているのではないか、そういう問いかけです。」
初出:「身体 : ある乱丁の歴史」-『スポートロジー』第2号 (2013, みやび出版)

キーワード:

新しい身体 / 今福龍太 / サッカー


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