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日程2014年05月04日
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時間13:00
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会場四条京町家
平安の昔、貴族たちの間に、香料を混ぜ合わせて香気を愉しむ「香」の文化が花開きました。自らが調合した香をくゆらせ、部屋や着物にその香りをうつす。 「枕草子」や「源氏物語」にも描かれるように、お香は暮らしの一部として、また教養や遊びの一つとして、なくてはならない存在でした。そんな悠久の歴史と、洗練された文化によって磨き上げられてきた「和の香り」。それを現代に伝え、もっと身近に、もっと自由に楽しめるようにとの思いで活動をされているのが、香司・松下恵子さん。香司とは、香原料や歴史背景などの専門的知識を備え、伝統の製法に基づく香の調合・制作の技術を持った、いわばお香のスペシャリストのことです。このコースでは、香司による、天然の香原料を使った手作りのお香教室を体験することができます。
使用するのは、香木や漢方、スパイスといった十数種類もの香原料。香りの格別さは言うまでもなく、体に優しいのも上質な天然原料ならではです。まずは、お香にまつわる様々なお話から。お香の基本的な知識や歴史的背景に加えて、日常での香りの取り入れ方など、“お香のある生活”を愉しむアイデアがいっぱい。手紙や名刺への香り付けや、衣服に使う匂い袋の上品なしのばせ方、練香の楽しみ方…と、大人のたしなみとして知っておきたいポイントもきちんと押さえてくれます。
姿を見ずとも、香りだけでその人と見分けられた――とも言われる平安貴族。この機会に、世界にただひとつの香りをまとう愉しみをぜひ味わってみてください。
【場所】四条京町家(京都市下京区四条通西洞院東入郭巨山町11)
【講 師】香司 松下恵子
◆匂い袋づくり
テーマ:「お香の歴史と私だけの和の香り」
知っているようであまり知らないお香の歴史を学び、私だけの香りを作成します。
暮らしの中で香りを愉しみ方もお話しますので、作成した匂い袋を活用してみて下さい
★香りのこだわり★
十数種類の天然香原料(香木・スパイス・漢方)を使い、調合して
和の香りを作成します。
香りを選ぶ楽しさ、香りを創る楽しさ、香りを使う楽しさを、
より多くの方々に味わっていただきたいと願っています。
★香司(香りのマイスター)とは
香料選びから調合、仕上げまで、お香の制作に関する一切の責任を負う人
天然香料についての専門知識と研ぎ澄まされた感性を持ち、
伝統の製法に基づく奥深い香りを生み出すスペシャリスト
講師プロフィール:香司(こうし)、漢方スタイリスト、社団法人 日本アロマ環境協会認定アロマテラピーインストラクター、ライブラ香りの学校アロマセラピスト ディプロマ取得、タカラインターナショナルネイルカレッジ ディプロマ取得、環境カオリスタ
HP→ http://rinka-kaoru.jimdo.com/
ブログ→ http://ameblo.jp/rinka-kaoru/