-
日程2014年04月12日
-
時間14:00
-
会場代々木八幡/代々木公園
「天体」vol.5
会期:2013年1月26日(土)
時間:14:00 〜 20:00
展示作家:林香苗武(hieido.com)
入場:ドリンクオーダー(300円〜)
会場:20202 渋谷区富ヶ谷1-14-20 森林ハイツ202
03-3465-5065
http://www.shinrin20202.jp
展覧会趣旨:
「天体」は、不定期で企画するシリーズ形式のイベント/展覧会です。
毎回1人の絵描きさんをお誘いし、1日のみの個展を20202にて行って
いただきます。会期は短いですが、天体観測のようにじっくりゆっくりと
絵を見て過ごす1日になれば理想です。
企画者より:
武と初めて会ったのは、2011年頭にTOKYO WONDER SITE渋谷で行われた
「わくわくSHIBUYA」という展覧会ででした。
といってもそこで全く初めて知ったわけではなく、今回のフライヤーデザイン
もしてくれている松下学に「すごい良い絵を描く子がいるから見たほうが良い」
と言われていて、名前は刷り込まれていたのでした。
武の作品には「シャイガ」や「レディ」といったキャラクターがよく登場しま
すが、TWSで見た作品ではそれらのキャラクターがキャンバスには構成主義を思
わせるようなキッチリとした画面作りで描かれる一方、脇に並べられたノートに
はかなりラフに線を走らせた筆致で描かれていて(かといってそれがキャンバス
作品の下絵というふうにも見えない)、その振り幅があっけらかんと同時に提示
されていたことに奇妙な感覚を覚えた記憶があります。
知り合って以来、展示を見に行ったり、僕の企画していた「間欠泉」というライ
ブペイントイベント/展覧会にも何度か出てもらったりしていて、武と絵につい
て話す機会が増えていきました。彼女は「速さが重要」とよくつぶやいていまし
た。そこで「武にとって速い画家って誰なの?」と聞くと、「サイトゥオンブリ
ーかなあ…」と答えていて意外に思いました。しかし良く見ると、大画面の作品
でも下絵の線をあえて残していたり、スタティックな構図に見える作品でも直線
をフリーハンドで描いていたりと、「ストロー クのスピード感」と「構図の緻密
さ」の間を揺れ動きながら自分なりの「速さ」(抽象的な言葉ではありますが)
を追求しているのがわかります。
僕にとって武の展示を見に行くのは、彼女の「速さ」の現在形がどのような表象
を伴って現れているのかを確認しに行っているような感覚がありました。
しかし今回天体で展示をしてもらうにあたって話し合いをしたところ、「速さ」
という言葉が、自分の中で果たして適切な意味合いを持っているのかどうかわか
らないということを言っていました。今回のDMに使用した絵にはキャラクターが
描かれていません。展示する作品の内容は全てお任せしています。
武にとって今はひとつの転換期なのかもしれませんが、そういった時期に(1日限
りではありますが)個展を企画できたことは個人的にうれしいです。この機会にぜ
ひお越しいただければと思います。よろしくお願いいたします。齋藤祐平
参考URL:
天体アーカイブページ…http://lopnor.archive661.com/action/tentai/index.html