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日程2013年11月26日 ~ 2013年12月17日
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時間19:00
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会場外神田6-11-14
2011年の3.11直後、宮島達男氏は自ら『Counter Void』(六本木・けやき坂に常設されている光の作品)の灯を消しました。2年が過ぎ、時代に応答した技術と社会性をもって再点灯が必要であると作家は考えています。本プログラムでは同作品の再点灯の検討を通じて、芸術作品の「所有」「継承」「蘇生」の社会的意義についてゲストとともに探り、考えていきます。
【第5回:『Counter Void』蘇生のための研究チーム発足へ向けた公開ミーティング】
〈日時〉2013年11月26日(火)19:00〜20:30(開場18:30)
〈話し手〉宮島達男(美術家)× 森司(東京アートポイント計画ディレクター)
これまでゲストに迎えた鷲田清一氏、北川フラム氏、青柳正規氏と共に共有した芸術の修復にまつわる公共性や所有論についてもう一度振り返り、今後『Counter Void』を蘇生するプロジェクトを進めるにあたり必要となる「プロジェクト・プロポーザルの冊子作り」、「『Counter Void』の技術的側面からの分析」、「具体的なアクションに向けてのチーム作り」など、今後の展開について公開ミーティングを行います。
【第6回:研究機関での修復事例 「中原浩大 自己模倣」展から】
〈日時〉2013年12月17日(火)19:00〜21:00(開場18:30)
〈ゲスト〉高嶋雄一郎(岡山県立美術館学芸員)
〈聞き手〉森司(東京アートポイント計画ディレクター)
『Counter Void』の蘇生をより具体的・実践的に展開してゆくため、今秋岡山県立美術館で開催された「中原浩大 自己模倣」展を先行事例として取り上げます。当日は企画者の高嶋雄一郎氏を迎え、実際に中原氏と協議した修復の目的や方法論、また作業の過程で浮かび上がった課題を共有します。
〈会場〉東京文化発信プロジェクトROOM302 (東京都千代田区外神田6-11-14-302 [3331 Arts Chiyoda 3F])
〈料金〉入場無料
〈定員〉先着50名(事前申込可)
〈主催〉東京都、東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)、特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
お申し込み方法:
前日までにTARL公式サイトのウェブフォームまたはメール、Faxにて「お名前」「ご所属(ご職業)」「メールアドレス」「当日ご連絡先(携帯電話など)」をお伝えください。
http://tarl.jp/ E-mail:info@tarl.jp Fax:03-6740-1926
※ご記入いただいた個人情報は、本事業の運営およびご案内にのみ使用します。
〈ゲストプロフィール〉
高嶋雄一郎(岡山県立美術館学芸員)
1977年生まれ。慶応義塾大学文学部卒業。世田谷美術館、金沢21世紀美術館勤務を経て現在岡山県立美術館勤務。個人的関心は20世紀米国美術(ゴードン・マッタ=クラーク、フェリックス・ゴンザレス=トーレス)。担当した主な企画展に、ダニ・カラヴァン展(世田谷ほか、2008年)、中原浩大展(岡山、2013年)など。今後の担当展として、イギリス現代美術展(仮)(東京・岡山ほか、2014年以降)、岸田吟香・劉生・麗子展(世田谷・岡山、2014年)など。
※Tokyo Art Research Lab(TARL)とは
アートプロジェクトを実践する全ての人々に開かれ、共につくりあげるリサーチプログラムです。現場の課題に対応したスキルの提供や開発、人材の育成を行うことから、社会におけるアートプロジェクトの可能性を広げることを目指しています。TARLは、東京の様々な人・まち・活動をアートで結ぶことで、東京の多様な魅力を地域・市民の参画により創造・発信することを目指す東京文化発信プロジェクト事業「東京アートポイント計画」の一環として実施しています。 www.bh-project.jp