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日程2009年09月27日
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時間17:00
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会場Ottomainzheim Gallery (HACCHOUBORI )
CMFLGの新企画"moire"(モアレ)がスタートします。
電子音響、ドローンなどのエクスペリメンタルな音を中心に、あえて純度の高いイベントとして、より深く音を掘り下げようと思っています。第1回目は9月27日(日)に、ゲストに12K/LINEよりYves De Mey(イヴズ・ドゥ・メイ)を迎えて開催します。会場は八丁堀の築70年のビルの地下にあるアンダーグラウンドスペース・Ottomainzheim Gallery です。
"moire"
2009/09/27(sun) at Ottomainzheim Gallery (http://www.ottomainzheim.com)
OPEN 17:00 START 18:00
adv. / door. 2,000 yen (再入場可)
Live :
Yves De Mey (12K/LINE)
Yui Onodera (CRITICAL PATH) + yukitomo hamasaki (mAtter)
exportion (xs record / 77color symphony)
presented by CMFLG
※ 当日は再入場可能といたしますので、外出時は入り口スタッフに再入場用のスタンプを押していただくようお願いします。
※ 会場ではお飲み物は提供いたしませんので、代わりに自由に飲食物を持ち込んでいただいて構いません。
※ 会場内の一部に喫煙スペースを設置しますので、分煙のためそちらでの喫煙をお願いします。
WEB予約フォーム:http://www.cmflg.com/reserve.html
メール予約 :moire@cmflg.comまで、
お名前(カナ・フルネーム)と人数をご連絡ください。
■Yves De Mey (12K/LINE)
1972 年生まれ。電子音楽/実験音楽に興味を持つは早く、やがて学校で映画を学ぶも、幼い頃からの関心を自らの仕事にすることを選ぶ。サウンドエンジニア/サウンドデザイナーとしての活動を始める彼の作品はほどなく、舞台、ダンス、パフォーミング・アートの分野で発表の場を得ることになる。ドゥ・メイの作品群を貫く音のドラマツルギーは、空間的な音あるいは音楽の認知の変化の探求と結びついており、ミニマリストの作曲作品に接近する傾向を持ちつつ映画的なクオリティに強い焦点が当てられた彼の音楽は、音が自ら行き場を求め、幾度となく変化することを許容する。アナログまたはデジタルの手法によりコントロールされたコンポジションはいずれも有機的に変化するものである。ライブでは幸運なアクシデントを求めて即興することを好む。パフォーミング・アートの分野においての活動の他、さまざまなレーベルから音楽作品を発表し、それらは比較的受け入れられやすいスタイルを取ることも多いが、いずれも非慣習的な音への強い関心から生まれるものである。また、サイト・スペシフィックなサウンド・インスタレーションを続け、空間および技術と人間の衰退の過程を探求している。Christoph De Boeck/Audiostore、Peter Van Hoesen らと頻繁に録音・ライブを行い、Kaffe Matthews、Christian Fennesz、Alex Waterman、Bo Wiget を始めとするアーティストと共演している。ベルギー・ブリュッセル在住。
Official : http://www.knobsounds.com
MySpace : http://www.myspace.com/eavsounds
■yui onodera (CRITICAL PATH)
1982年岩手県生まれ。東京都在住。
環境/空間から捉えた音の機能と関係性を主軸に据えたコンセプトの元、フィールド・レコーディングによる環境音や具体音、エレクトロニクス、声や器楽音などの現実音を音素材に、コンピューターを用いた緻密なプロセッシングによる電子音楽作品を制作する。国内/外の音楽レーベルより数多くの作品を発表し、多くの海外音楽雑誌にも取り上げられ高い評価を得るなか、日本のみならず海外アーティストとのコラボレーションを通じたワールドワイドな活動を展開する。音楽レーベル"CRITICAL PATH"を主宰し、サウンドアーティストの作品リリースやコンサートイベントのオーガナイズを手掛け、NTT Inter Communication Center [ICC]や川越市立美術館、建築家フランク・ロイド・ライト設計による国の重要文化財・自由学園明日館でのライブパフォーマンスをはじめ、映画や演劇、身体パフォーマンスの為の作曲、Web コンテンツのサウンドデザインなども手掛けている。また、近年の活動のフィールドは音のみならず多岐に亘り、鳴らされうる空間そのものをも作曲の一部と捉え、音響建築設計を通じた室内空間における音の響きを志向したサウンディングスペースデザインも行い、独自の表現活動の領域を押し広げている。
Official : http://www.critical-path.info/
MySpace : http://www.myspace.com/yuionodera
■Yukitomo Hamasaki (mAtter)
濱崎幸友の音楽には、私が評価できる要素や特徴が多く含まれています。周りの音と共存できる「主張しない」音楽です。つまり、透明感のある、窓のようなものです。窓を通して、もしくは顕微鏡を通して風景を観る/聴くようなものです。音の風景のある要素が延ばされており、焦点がどんどん移っていくようなイメージです。遠くから、近くから聴こえる鐘、電車、虫、鳥や人間の声、飛行機などは、風によってフィルターされているように感じられます。また同時に、今現在聴こえている風景がデフォルメされ、その風景の基本構造が明らかにされているように聴こえます。それはエリック・サティの「ソクラテス」に対してのジョン・ケージの「チープ・イミテーション」のようなもので、欠くことの出来ない重要な分のみによって構成されているように思えます。デリケートな音作り、広がって行く音色、環境音との絶妙なぶつけ合いによって、聴く度に新しい体験のできる作品です。
クリストフ・シャルル
(サウンド・アーティスト/武蔵野美術大学映像学科准教授/環境芸術学会理事)
http://home.att.ne.jp/grape/charles/
Official : http://www.matter.jp/
MySpace : http://www.myspace.com/nothingsclear
■exportion (xs record / 77color symphony)
平尾貴久と泉裕基による音と映像のプロジェクト。
exportionの作品は音の空間要素と映像の視覚要素を用いて作られる情景描写である。現実に存在する些細な変化、 見慣れた街並み、人と言葉、自然と季節、物事の中に不意に見られる非現実、一握りの幻像、偶然と無意識、普段気づかない現実の風景を独自の解釈と色彩により抽象的に描き出す。2008年結成以来精力的にライブ活動を展開し自身の主催するイベントではサウンドアーティストのみならずコンテンポラリーダンスや演劇など他ジャンルのアーティストを招いてブッキングやコラボレーションを行っている。
2008年xs recordより「stream of cosciousness」をリリース
2009年Invisible Eye ProductionのVAシリーズThe Tarot Serieに参加
MySpace : http://www.myspace.com/exportion