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日程2013年07月29日
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時間19:30
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会場クリエイティブスペース「amu」
私達は、表音文字・表語文字・表意文字が混淆した漢字仮名交じり文という、世界的にもきわめて例外的な文字システムを使っています。
ところが、ドナルド・キーン氏によると、なるべく多様な世界の文学を読むためにたった一つの言語を学ぶとしたら、それは日本語なのだそうです。日本語ほど、世界のありとあらゆる地域、時代、ジャンルの言語表現が数多く翻訳出版されている言語は他にないとのこと。特異で複雑ではあるけれど、その複雑さの故に、独特の柔軟な対応力、一般性も獲得しているのです。
また、特異で複雑ではあるけれど、だからこそその文字システムは、言葉と文字、絵が文字になっていくプロセス、表音文字・表語文字・表意文字、文字と絵が取り結ぶ関係、文字と身体性、文字と時間、といった一般的な事柄を考える上でも、大きな手がかりを与えてくれます。
その由来、特性を掘り下げる上で、このシリーズ第1回の「日本のデザインのルーツは縄文にある」でとりあげた事柄につながり、第3回の「ウィリアム・モリスと生の感触」で追求した事柄にもつながります。
またこれらの延長上で、今回は近世から現代にかけての日本の「リテラビジュアル」な表現の実例も検討し、それらが持つ独特の空間感覚、時間感覚について考えて行きます。
【スピーカー】鈴木誠一郎(AZホールディングス前会長)
【聞き手】川崎紀弘(amu研究員)
【日時】2013年7月29日(月)19:30〜21:00
【参加費】1000円
【定員】40名
【会場】amu
★詳細とお申込みはこちらから…!
http://www.a-m-u.jp/event/2013/07/jdesign-04.html