たった今ファクスが来ました。
2004年に一度倒産を回避し民事再生により、洋販が再建していた青山ブックセンターが再び経営の危機に。
現在経営は、関連会社の洋販(日本洋書販売株式会社)とは別の関連会社の洋販ブックサービス株式会社です。
(両社の親会社は純粋持株会社としてインターカルチュラルグループ株式会社)
ファクスによるとその洋販が今日7/31付けで資金繰りの悪化のため破産手続きを開始とあります。
そのため、洋販の借金の連帯保証をしていたので、その債務の履行を金融機関に請求されるおそれがあるので今回の手続きになったと書いてあります。
青山ブックセンター自体は店舗の整理を行い、赤字の大幅削減をしたらしいですが、ファクスには黒字になったとは書いていません。
再建のスポンサーは、ブックオフが名乗りをあげていると記されています。
その際には、古本屋にするのではなく、青山ブックセンターのまま再建すると言っているらしいですが、はたして赤字店を経営するメリットがどこにあるのかわかりません。
しかも、連帯保証した額は関係者によると数十億円ということです。
アップリンクもDVDを中心に直で取引を行い非常にお世話になった店ですが、こういうことになり非常に残念です。
債権者説明会は8月6日に代々木ビジネスセンターで行う旨が2枚目のファクスには記されていました。
10万円までの債権者には、裁判所の許可を得て全額返済されるそうですが、アップリンクの債権額はそれ以上あり厳しい状況ですので説明会には参加してきます。
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続報(7/31 20:35)
関係者の話によると、洋販の債務の連帯保証から逃れるには、民事再生の方法しかなく、昨年11月の決算時では渋谷HMVの上にあった店舗を閉鎖したため、億単位の赤字があったそうですが、現在は全ての店舗のトータルでは利益を出しているそうです。
昨年から洋販のグループ各社は完全な分社化を模索していたようです。
私たち取引先の支払いを約1ヶ月半凍結して、その資金を元に再建するための鍵は、書籍主力取次ぎの大阪屋が支援体制をとるかとブックオフあるいはべつの支援者が出てくるかにありそうです。
(テキスト:浅井隆)