映画『もしも建物が話せたら』より ©WimWenders
ヴィム・ヴェンダース製作総指揮のオムニバス・ドキュメンタリー『もしも建物が話せたら』が2016年2月20日(土)より渋谷アップリンク他にて劇場公開されることが決定した。WOWOW「国際共同制作製作プロジェクト」として製作され、昨年のベルリン国際映画祭と東京国際映画祭で上映され大きな話題を呼んだ。
「建物は、あなたが考えている以上に世界に影響を与えている。
外から見れば私は小さいが、開かれた社会という理想郷(ユートピア)が私の中に実現している」
(ベルリン・フィルハーモニー/ヴィム・ヴェンダース)
本作は、もしも建物が話せたら、私たちにどのような言葉を語り掛けるのだろうかをテーマに、ヴィム・ヴェンダース、ロバート・レッドフォードを含む6人の監督が、思い入れのある建築物の心の声を描きだす、オムニバスドキュメンタリー。
ロバート・レッドフォードは、自身が11歳の時にかかったポリオの予防接種を開発したソーク研究所。ヴィム・ヴェンダースはもちろん地元からベルリン・フィルハーモニーを、『100,000年後の安全』のマイケル・マドセンは世界で最も人道的だと言われ、再犯率がヨーロッパで最も低いノルウェーのハルデン刑務所を。
マルグレット・オリンは同じくノルウェーの建物の屋根まで歩いて登る事が出来るオスロ・オペラハウスを、カリム・アイノズは個人的に関係性のある建物を選ぼうと17歳の時に移り住んだパリからポンピドゥー・センターを選択。ロシア国立図書館はドキュメンタリーに魂をささげたミハエル・グラウガー監督の遺作となった。
名監督6人が、それぞれの街で思い出を共有する、思い出の詰まった文化的建物の声に耳を傾け描きだす。それらの建物には命が吹き込まれ、一人称で我々に語りかけてくる。6人の監督の個性が一つに集結したこれまでになかった新感覚のドキュメンタリーとなっている。
ヴィム・ヴェンダース監督
ベルリン・フィルハーモニー
ヴィム・ヴェンダース ©Donata Wenders 2005
映画『もしも建物が話せたら』より ©WimWenders
ミハエル・グラウガー監督
ロシア国立図書館
映画『もしも建物が話せたら』より ©Wolfgang Thaler
映画『もしも建物が話せたら』より ©Wolfgang Thaler
マイケル・マドセン監督
ハルデン刑務所
マイケル・マドセン ©Søren Solkær Starbird
映画『もしも建物が話せたら』より ©Heikki Färm
ロバート・レッドフォード監督
ソーク研究所
ロバート・レッドフォード ©Kristina Loggia
映画『もしも建物が話せたら』より ©Alex Falk
マルグレート・オリン監督
オスロ・オペラハウス
マルグレート・オリン ©Speranza Film
映画『もしも建物が話せたら』より ©Øystein Mamen
カリム・アイノズ監督
ポンピドゥー・センター
カリム・アイノズ ©Anna Luiza Mūller
映画『もしも建物が話せたら』より ©Ali Olcay Gozkaya
映画『もしも建物が話せたら』
2016年2月20日(土)より渋谷アップリンクほか全国順次公開
もし建物が話せたら、私たちにどのような言葉を語り掛けるのだろうか。建物は文化を反映しており、社会を映し出す鏡でもある。一昔前、欧米ではその街を代表する建物は教会であり、教会を見ることによってその街の文化も人々の暮らしも垣間見えた。現代におけるその街を象徴する建物とは?世界の名監督6人がそれぞれの街で人々と思い出を共有する、思い出の詰まった文化的建物のストーリーを描き出す。
監督:ヴィム・ヴェンダース、ミハエル・グラウガー、マイケル・マドセン、ロバート・レッドフォード、マルグレート・オリン、カリム・アイノズ
2014年/ドイツ、デンマーク、ノルウェー、オーストリア、フランス、アメリカ、日本/165分/英語/Color/16:9/DCP
製作・提供:株式会社WOWOW
配給・宣伝:アップリンク
公式サイト:http://www.uplink.co.jp/tatemono/
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