(C)2010 SHIMA FILMS
京都府舞鶴市に本社を置き、京都市に制作・配給の実働オフィスを敷いて活動するシマフィルムが2010年より新たに展開するのが、京都を舞台に制作される映画作品群「京都連続/kyoto series」。その第1弾は、『おそいひと』で世界の観客を刮目させた柴田剛監督の最新作、京都を舞台にした現実世界とパラレルワールドが異様に交錯するハイテンションなストレンジ・ムービー『堀川中立売』。2009年11月、第10回東京フィルメックス・コンペティション部門に出品の後、大幅に編集と音響をヴァージョンアップして完成に至り、 11月20日より国内公開をスタートさせる。
京都に「堀川中立売」という場所がある。
南北に流れる堀川沿いの「堀川通」と 東西を渡す「中立売通」の交差点のことである。
すぐそばには「晴明神社」がある。晴明とは安倍晴明のことで 平安時代のサイキッカーである。
「晴明桔梗」ちなみにこれが彼の掲げる護符である。
彼は「式神」という さしずめポッケにいるモンスターのようなものを従えていた。
晴明は台所キッチンに式神を住まわせていたが 妻に嫌がられたため近所の「もどり橋」に移住させることにした。
あの世から人が戻ってくるとも伝えられる「もどり橋」のある場所が「堀川中立売」なのである。
と、言いたいところだが 「堀川中立売」にある橋はその隣の橋である。
「もどり橋」とパラレル(=平行)に位置する「掘川中立売」の橋。
この場所にも何モノかが棲みついているかもしれない。
(C)2010 SHIMA FILMS
『堀川中立売』は現代の京都を舞台としながらも、そこに映る風景、人物、状況は日常から少しずれた、「ありえない」ものであったりする。わたしたちが目や耳から得る情報は、自分にとって都合の良いものだけで、理解不能な情報を本能的にシャットアウトしているだけなのかも知れない。そんな、本来は見えない、へんてこで、奇妙な世界が『堀川中立売』の中では展開されているのだ。
劇中で使用されている音楽はクランクイン前から選曲を初め、監督自身が実際にライブを見に行き、直接交渉して使用許可を得たもの。その全てが日本のアンダーグラウンド・シーンで重要な位置を占める、インディペンデントのアーティストたちであり、実際に選曲された音楽は、ダブやレゲエ、ハードコアパンク等のいわゆる「レベル・ミュージック」と呼ばれるサウンドが中心となった。
「レベル・ミュージック」とは、さまざまな価値観、システムに対する「抵抗音楽」として認識されている。
【『堀川中立売』参加アーティスト】
森雄大(neco眠る)、neco眠る、あらかじめ決められた恋人たちへ、SUPERDUMB、DEADPHONE、RATVILLE、Killa Sista、ELEKTRO HUMANGEL、ABRAHAM CROSS、ヨコヤマヒデキ 手ノ内嫁蔵 (以上、プレスより引用)
『堀川中立売』
2010年11月20日(土)よりポレポレ東中野にてロードショー、
吉祥寺バウスシアターにて [ 期間限定爆音!] レイトショー
キャスト:石井モタコ(オシリペンペンズ)、山本剛史、野口雄介、堀田直蔵(バミューダ★バガボンド)、祷キララ 他
企画・製作:シマフィルム株式会社
アシスタントプロデューサー:福嶋美穂、酒井力
アソシエイトプロデューサー:田中誠一、松本伸哉
監督・脚本:柴田 剛
脚本:松永後彦
撮影:高木風太
編集:高倉雅昭
2010年/HD/123分45秒/シマフィルム作品
公式ホームページ
試写会に5組10名様ご招待
公開に先立ち、本作品の試写会を観て400~600字程度のレビューを書いて頂ける方、5組10名様をご招待します。応募方法は下記から。(※当選された場合に必ず試写会に参加でき、レビューを書いてくださる方の応募をお待ちしています。ご執筆いただくのは当選者の方のみで構いません)
『堀川中立売』試写会5組10名様ご招待
日時:2010年10月8日(金)開場15:30 / 開演15:40
場所:渋谷アップリンク・ファクトリー
(東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1F)[地図を表示]
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