(写真左)映画『ライブテープ』の前野健太、(写真右)映画『ボーイズ・オン・ザ・ラン』の峯田和伸 (C)2010花沢健吾/「ボーイズ・オン・ザ・ラン」製作委員会
やっと年末になった現在(試しに旧暦で生活している時間は、09年1月30日の丑三つドキな暗闇にドッキリしない時間(太陽暦で2010年1月31日午前2時)で、今年こそは!!!抱負をまだ108個書いて無いので、かかネバーランドと思いつつも、不景気すぎて振り返りすぎたのでもっと振り切らなー投げたらあかんチカンアカンと思っている時ぐらいに、映画『ライブテープ』(松江哲明監督作品)で出会ったのです。に、しても非常に嫉妬する良い作品なんですねん。お話は兎に角、真剣勝負!!のまじで吃驚する、ワンシーン・ワンカットで弾き語りの間違えなく間違ってるがすごく惜しいがそこが(実は芸のないA級をよそおったなんだか良く分らん音楽より)、良い音楽を奏でて唄う前野健太が吉祥寺をライブしてまわり、松江監督の無茶ブリにも答えていく、そしてまじでワンシーン・ワンカットなんでねんますだ!!しかも、09年の1月1日に、撮ってますねんだ!!まーー昨年は色々ワタスもあった年ですが、そんなバタバタとワタスはワタスでもがいてる時に、こんなにもはや面白く生きるしかないぞ!!と腹をようやく決められた時に、その一年前に松江監督は撮っていたのでほんまに……あ……悔しいなーーーって、嫉妬したのであります。しかもまじな自主製作なんで、とにかく、面白く生きれるようになるから、この推薦文を読んだ方は、嫁も質に入れて、白金にかえて先物でうって、エコポイントで売ってでも必ず観るべき作品なのであるだ!!
『ライブテープ』より。
で、そんなこんなで間違いのないバカであるあほなワタスは、もはやー「そこにばかあほ山脈があるから」という名言のような事を閃かない時(アイディアがわきすぎて簡単に言うとドツボにはまってる)に映画『ボーイズ・オン・ザ・ラン』(三浦大輔監督+脚本作品、原作:花沢健吾、出演:峯田和伸、黒川芽以、YOU、小林薫)に出会ったのです。
原作を愛読してる社長と一緒に観戦したのですが、まじで、原作のイメージと変わらない、そして、映画でしかできない事もちゃんとあって、相変わらず銀杏BOYZの峯田君は間違い無く上手いし絵になるし、ピュアーを気取ってる女子は必ず嫌いになるちはる役の黒川さんは、間違い無く気狂いであって、YOUさん(単純にワタスがファン)も間違えなく間違えた人生の役をしていて、なんじゃこりゃ?きっと、この作品を創る(生む)のにあたり物凄い苦しみがきっとあったにまちがいないとおもったのだ!!原作が好きな人も知らない人も、とにかく、もしかして私間違ってきたかもと、振り返りすぎな人、或いは、時間が無さすぎで、金も無さすぎて、NASAの宇宙センターからみた関東の大地震と、富士山が爆発して、しかもハリケーンで、ナスもタカも何故か飛んで来て、どっかの有名金融がわざと波状して連鎖がよりくっきりして、もはや、景気がよいのか悪いのかワカラナイ、初夢を見たような?見なかったぐらい忙しい人は、あ!!こんなワダスでもモーマンタイ(ダイジョウジョウVはビクトリアアート)であると感じるはずだから、全員観なければ、今を生きてるなら観なければならないのである。そして、なるようになるから一度の人生だから、間違いなく間違えて生きてるので、10年の抱負は、間違えなく間違えて思い出して笑える年にするぞ!!ともはや当たり前であった普通の事を決心した映画なのでありますたです。
『ボーイズ・オン・ザ・ラン』より。(C)2010花沢健吾/「ボーイズ・オン・ザ・ラン」製作委員会
結論!!!両作品とも「傑作!!!」
異常なんで以上!!!!ほな、ナマステない!!今年も来年もオネゲイーでえす。
【映画『ボーイズ・オン・ザ・ラン』を楽しむ無駄なキーワード】
Erich Seligmann Fromm『自由からの逃走』(なんとなく)、『かりあげクン』(リーマンなブラーザーズなお話だから)、音楽のFLOGGING MOLLY(感)、パンクラティオン(パンクでパンチの試合の元祖)、『ある子供』とか『スィート・シックスティーン』とかの映画、音楽のミドリのPOP(感)、『ノン子35歳(家事手伝い)』(スクリプターが田口さんだから)
(文:松本章)
【過去の映画コラム】
『バサラ人間』(2009.3.25)
『buy a suit スーツを買う』『ニセ札』(2009.4.10)
『サスペリア・テルザ 最後の魔女』(209.5.1)
『インスタント沼』『サガン-悲しみよ こんにちは-』(2009.5.23)
『レスラー』『ディア・ドクター』(2009.6.13)
『童貞放浪記』『バーダー・マインホフ』(2009.7.26)
『九月に降る風』『ライアン・ラーキン』(2009.8.29)
『クヒオ大佐』『脳内ニューヨーク』(2009.11.29)
『ライブテープ』
東京シアターN渋谷、大阪シネヌーヴォX、京都みなみ会館ほか
全国順次ロードショー公開中
シアターN渋谷にてイベント開催!
2月2日(火)上映後トークショー:前野健太×有馬和樹(ミュージシャン/おとぎ話)※生演奏あるかも?
2月12日(金)上映後舞台挨拶:松江哲明、前野健太 ※生演奏あるかも?
2009年・元旦。東京・吉祥寺。初詣でにぎわう武蔵野八幡宮で、突如ギターをかき鳴らし歌いはじめるミュージシャン・前野健太。そこから吉祥寺の街の中を唄いながら歩きはじめ、最終目的地・井の頭公園のステージで、待ち構えていたバンドメンバーと合流し演奏するまでの全16曲を、74分1カットで記録した、前代未聞のライブドキュメント。それが『ライブテープ』である。巨大なステージと化した街を縦断し、時に戸惑いながら、時に猛々しく咆哮し、張りつめた緊張感と街の音に溶け合う16の歌。松江哲明とその仲間たちが一度たりともカットをかけることなく切り取ったかけがえのない時間。そしてそこに映り込んだ街に暮らす人たちの人生の断片。その途切れる事の無い映像と音に導かれてむきだしになってゆく、当たり前に奇跡的な情景を目の当たりにした時、あなたは何を思うだろうか?「生きていかなきゃねーーー。」映画ファン、音楽ファンはもちろん、否応無しに続く毎日を生きるすべての人たちに送る、究極の音楽映画がここに誕生した!
唄 演奏:前野健太
演奏:DAVID BOWIEたち(吉田悠樹、大久保日向、POP鈴木、あだち麗三郎)
参拝出演:長澤つぐみ
監督:松江哲明
撮影:近藤龍人
録音・MA:山本タカアキ
イラスト:若杉公徳
制作:Tip Top
配給・宣伝:SPOTTED PRODUCTIONS
2009年/74分/16:9/カラー/ステレオ/HD
※詳細は公式HPにて
『ボーイズ・オン・ザ・ラン』
テアトル新宿、シネセゾン渋谷にてロードショー公開中
田西敏行29歳、素人童貞、弱小玩具メーカーで働くサラリーマン。誕生日をテレクラで迎え、実家でエロビデオ三昧の毎日。そんな田西にも憧れの同僚・ちはるがいた。彼女にうまく近づけない田西は、秋葉原で出会ったライバル会社の青山に恋の相談を持ちかける。ヤリ手でイケメン、女に困ることはない青山の手ほどきのおかげで、チャンス到来 ! ちはるとの恋が成就するかに思えたその時、田西のたった1度の過ちから事態は急降下。一気にちはるから軽蔑されてしまい、2人の関係はどんどん最悪な方向へ進んでいくのだった・・・ がしかし、そこには衝撃の事実が待ち受けていた。田西のハートに火がついた。会社も周りも巻き込んで、男・田西は命がけの恋に走り出す !
出演:峯田和伸、黒川芽以、YOU、リリー・フランキー、でんでん、尾上寛之、渋川清彦、米村亮太朗、大谷英子、遠藤雄弥、岩松了、松田龍平、小林薫
原作:花沢健吾『ボーイズ・オン・ザ・ラン』(小学館 ビッグスピリッツコミックス刊)
監督・脚本:三浦大輔
プロデューサー:政岡保宏、澤 岳司、遠藤日登思
撮影:木村信也
主題歌:「ボーイズ・オン・ザ・ラン」 銀杏BOYZ
製作:アミューズソフトエンタテインメント、ティー・ワイ・オー、小学館、ファントム・フィルム、バンタン映画映像学院、モンスター☆ウルトラ
配給:ファントム・フィルム
制作プロダクション:モンスター☆ウルトラ
2010年/114分/ヴィスタ/DTS/R-15
※詳細は公式HPにて
■松本章(まつもと・あきら、音楽感・フーテンキ)PROFILE
1973年生まれ、伊勢男子、現在西成在住。熊切和嘉監督全作品、山下敦弘初期作品の映画音楽をプロデュース。最近は、熊切和嘉監督『ノン子36歳(家事手伝い)』、内藤隆嗣監督『不灯港』、山﨑裕監督『トルソ』の音楽を手掛けた。特技は、直感。なりたいのは、音楽の、あつかいにくい新人?でした。
マイスペース
ブログ・新今昔日記第二巻