2009年のカンヌ国際映画祭<監督週間>に正式出品され、大絶賛を受けた本作。
ジュリエット・ピノシュ(『ショコラ』)、ベアトリス・ダル(『ベティ・ブルー相と劇場の日々』)などフランスの大女優達から見事な演技を引き出し、世界的に評価を受けている諏訪敦彦監督。そしてジャン=リュック・ゴダール、ホウ・シャオシェンなど世界の巨匠達の作品で活躍を続ける名優イポリッド・ジラルド。オムニバス映画『パリ・ジュテーム』の諏訪敦彦監督の一篇にイポリッドが出演したのをきっかけに、諏訪敦彦監督が声をかけ共同監督という形で制作へと至る。
父親であるという共通点を持つ2人は、子供の頃の親との関係や、自身の父親としての印象に残っている出来事など、個人的名体験を話し合い、互いの家族とも交流。そして主演の子供たちとも幾度となく手紙のやりとりをし、脚本を作り上げる。国籍やバックグラウンドが異なる2人が日々意見を交わすことで、国を超えて誰しもの心へと響く傑作が生まれた。
カンヌ国際映画祭で“小さな大女優”と絶賛された、ユキ役を演じたノエ・サンピ。ユキの設定と同じく日本人とフランス人の血を引く9歳の女の子。台詞はすべて即興という、ベテラン俳優でさえ、戸惑う撮影方法にも気負わず、役柄を理解し、見事に体現。主題歌は多岐にわたるフィールドで活躍し不動の人気を誇るUAが歌う「てぃんさぐぬ花」。古くから親子の繋がりや愛情を伝えてきた沖縄民謡が、ラストに美しく響きわたり、深い余韻を残す。
ユキはフランス人の父と日本人の母を持ちパリで暮らす9歳の女の子。ある日、母が父と別れてユキと日本で暮らしたいと考えていることを知り、ショックを受ける。ユキは親友のニナと一緒に、両親の離婚をとめようと、愛し合っていた頃を思い出してもらえるように“愛の妖
精”からと装って手紙を送るなど奔走するが、うまくいかない。ついに最後の手段として家出をした2人は、やがて森へと迷い込んでしまう。ユキは森の中でひとりになって初めて、どうすることもできない状況とやり場の無い気持ちを受け入れ覚悟を決めて自分の意思で進んでいく……大人の解釈によるステレオタイプな子供を描くことなく、2人の少女の目線で物語を描くことに徹底的にこだわった本作は、子供の頃に経験したかけがえのない瞬間を思い起こさせてくれるだろう。
(以上、プレスより引用)
『ユキとニナ』
2010年1月23日(土)より、恵比寿ガーデンシネマ他 全国順次ロードショー
監督・脚本:諏訪敦彦、イポリット・ジラルド
出演:ノエ・サンピ、アリエル・ムーテル、ツユ、イポリット・ジラルド
2009年/フランス・日本/93分
配給・宣伝:ピターズ・エンド
公式サイト
試写会に5名様ご招待
公開に先立ち、本作品の試写会を観て400~600字程度のレビューを書いて頂ける方、5名様をご招待します。応募方法は下記から。(※当選された場合に必ず試写会に参加でき、レビューを書いてくださる方の応募をお待ちしています)
『ユキとニナ』試写会5名様ご招待
日時:2009年12月22日(火)18:30開場/19:00開演
場所:東京日仏学院 2F エスパス・イマージュ(新宿区市谷船河原町15) [地図を表示]
ゲスト:ノエ・サンピ(主演ユキ役)、諏訪敦彦監督
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