テクノ手芸部のかすやきょうこ(手前)とよしだともふみ(奥)
かすやきょうことよしだともふみによって2008年に結成された、電気を使った手芸作品を提案、制作しているアートユニット、テクノ手芸部。現代の情報環境や電子デバイス、新素材などを部材として用いた手芸・クラフト=“テクノ手芸”を通して、生活の中にあるものづくりの今日的可能性を考察、提案している。羊毛フェルトや布などを用いたテクスチャー感あふれる造形と電子技術がミックスされた作品制作のほか、そうした領域横断型のものづくりを推し進めるワークショップや執筆活動を行っている。
そんなテクノ手芸部が初めてとなる個展を開催。これまでに制作したテクノ手芸作品の中から、光る動物シリーズ「光るイクラのシャケ」や、人が近づくと気を引くために自ら転んでみせるロボット「キリン」など動物の非常事態をモチーフにした作品と、「工事現場の三角コーン」など人工物にひそむかわいらしさを表現した作品などを紹介する。
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■テクノ手芸部 プロフィール
2008年結成。かすやきょうことよしだともふみによるテクノ手芸ユニット。電子技術と暖かみのある手芸をミックスした新しいものづくりを提案している。これまで「廃校フェス2009」「rooms 19」、「Make:Tokyo Meeting」、など展示会への出展、日本科学未来館や世田谷ものづくり学校などでのワークショップ開催ほか、各雑誌などでの執筆活動を行っている。
公式サイト:http://techno-shugei.com
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「はじめてのテクノ手芸展」
日時:12月4日(金)~16日(水)
場所:フォトカノン戸越銀座店ギャラリー[地図を表示]
料金:無料
※12月12日13時~と16時~、ワークショップを開催
※フォトカノン公式サイト:http://photokanon.com/