骰子の眼

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東京都 渋谷区

2009-10-25 23:00


『マンガ漂流者(ドリフター)』第24回:マンガソムリエ編vol.2

2009年に面白かったマンガ、そこから過去の作品へとリンクすることで、興味の幅を広げます!どのマンガを読もうかな?そんな迷えるマンガファンたちをナビゲートします。
『マンガ漂流者(ドリフター)』第24回:マンガソムリエ編vol.2
ひときわ書店で目を引く金ピカ帯には「金のティアラ賞受賞作」の文字と絶賛コメントが踊る。片山あやか「Star man スターマン」1巻/第1話扉絵より

片山あやか「Star man スターマン」1巻~以下既刊(集英社)

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新★感覚少女マンガ奇襲!

円盤(UFO)に乗って(イマドキ?)デビッド・ボウイ似の宇宙人(何で?)マ・メオが地球にやってきた!姉・雪野由紀子(何、そのなげやりな名前)、弟・由紀夫(え?弟の名前までもがなげやりすぎるっ!)の住む家に着地したものの宇宙船は大破。はてさて、はた迷惑な宇宙人マ・メオは宇宙船が直るまで雪野家に居候することになったのだから大変だ!と、ここまで書いただけでも突っ込みどころ満載だというのが伝わったと思う。とにかく、このマンガ、どうにもこうにも変なのである。

片山あやか「Star man スターマン」1巻

まず、設定だ。簡単に説明すれば人間以外の不思議生物が住み着くよくある「居候モノ」である。しかし、このマンガが掲載されているのは、集英社の「別冊マーガレット」という生粋の少女マンガ誌なのである。少女マンガで居候モノって、アリなのか?成立するのか?と不安に思ったみなさん、ご安心あれ。どっこい、これが集英社の王道少女マンガ……それも、世が世なら『ぶ~け』系の偏執狂的な描き込み重視の作家、内田善美や松苗あけみ、吉野朔実といった絵柄をルーツに清原なつののようなSF感覚がどこか脈々と息づいているという、いやいや、確かに似た感覚はあるのだけれどそれらすべてがミックスされるなんてありえないし、そもそも影響が感じられるというほど強烈に似た作品はないし。お約束のバトルシーンや妖怪、巨大生物の描写への情熱って何!?ちょっとマンガを読み込んでいる読者ならこのマンガがへんてこなのかが分かると思う。でも、大丈夫。この新人、期待しちゃってもいいみたい。さーて、その根拠とは?

おすすめポイントその1

賞金500万円!第一回「金のティアラ」大賞獲ったどーっ!!

「金のティアラ賞」とは、2007年より集英社の少女&女性向けマンガ誌『りぼん』、『マーガレット』、『別冊マーガレット』、『ザ・マーガレット』、『デラックスマーガレット』、『クッキー』、『コーラス』、『YOU』8誌が合同で開催している新人賞。「まんが界のシンデレラを探しています…!」を合言葉に少女・女性マンガにとどまらず、マンガ界全体の伝説になりえる新たな才能を発掘することを目的としている。賞金500万という副賞の豪華さもさることながら審査員も超豪華!各誌編集者はもちろん、秋本治、一条ゆかり、槇村さとる、神尾葉子、椎名軽穂、種村有菜、稚野鳥子、中原アヤ、春田なな、矢沢あいとベテランから中堅どころまで豪華なメンバーが勢ぞろい。受賞すると集英社との専属執筆契約(2年間)が約束され、受賞作はすべて、いずれかの雑誌に掲載される。今までにない新しいデビュー方法を模索しようとする集英社。新人育成にマジ★であります。そんな気合の入った新人賞の栄えある第一回大賞に「スターマン」は選ばれているのだ。これは期待せざるを得ないだろう。

金のティアラ賞公式サイト

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集英社「金のティアラ賞」公式サイト

おすすめポイントその2

たぶん、審査員が考えすぎておかしくなった?

とはいえ、片山あやかの「スターマン」だが、大まかにいえばギャグマンガなのである。しかも、そのギャグのテンポやネタ、センスがどこかズレている。作者は天然?受賞はまぐれ?と疑ってしまうかもしれない。が、しかし、確かにいろんな少女マンガを読みすぎて審査員がおかしくなってしまい、敢えて、この作品を選んだようにも思える。特に審査員たちが「驚愕した」というラスト……。帯にあるコメントでは詳しくは触れられていない(触れられません)が、ラストの一点突破とその破壊力はたしかに少女マンガの規格外。分かっている、分かっている!にもかかわらず「スターマン」には得がたい魅力があるのだ。それに運も才能のうちだ。この作品が今、少女マンガとして成立している奇跡。この状況、あまりにも面白すぎる。

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変な外人ロッカー風のマ・メオがロッカーから出てくるところ。片山あやか「Star man スターマン」1巻より

おすすめポイントその3

実は少年マンガ誌出身

ここまで読むと、片山あやかは天然であり、運が良いだけの作家みたいに思ってしまうかもしれないが違う。片山あやかに期待する理由はそれだけではない。なんと彼女は講談社の『週刊少年マガジン』の新人賞でデビューしているのだ。その後、同誌の作家の作家のアシスタントを経験した後、「金ティア賞」で再デビューを果たしたという苦労人だったのだ。この事実が彼女の作風にえもいわれぬ深みを与え、少女マンガらしからぬ独特の魅力を放っている理由なのだと合点がいく。思わず膝を叩いてしまった。

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08年に『少年マガジンドラゴン増刊』(講談社)11月号に掲載された「妖一夜」。同じく妖怪バトルものだが1作目よりもギャグよりに。

おすすめポイントその4

人ならざる者への畏怖の眼差し

「スターマン」で少女マンガ風のテクニックとして違和感が感じられなかった「偏執狂的な描き込み」は少年マンガでは、異色である。しかし、それがこの世のものならざる妖怪を描く上ですばらしい効果を発揮している。そもそも妖怪とは、宮崎駿のように一から新しいイメージで作り出すタイプと水木しげるのように膨大な知識、研究に基づき妖怪を描き出す方法に二分される。片山あやかは後者の水木タイプと言ってよい。たぶん、かなりの妖怪マニアとお見受けした。だからこそ、私のような水木しげるフリークで妖怪描写にチトうるさいマニアにも納得の出来なのだ。最近では、小玉ユキや岩本ナツが人魚や天狗をマンガに登場させているが彼女たちの妖怪とはまったくの異質。ちょっと変わった不思議な子を演出するための「妖怪人間」といったファンタジーな設定ではない。片山の描く妖怪は、人間とは分かり合えない異種として、描かれている。だからこそ、不気味であり怖いのだ。ここに片山の強い妖怪へのこだわりが感じられる。片山あやか、何者なんだーっ!?

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不吉な予言を伝える妖怪・件(くだん)に血のつながらない姉の死を告げられた少年が妖怪と戦うバトルマンガ。第78回新人漫画賞入選の「鬼追いの皮」。07年『マガジンSPECIAL』8号に掲載。

おすすめポイントその5

怖いだけじゃない!ユーモラスでなんか、かわいいキャラクター

「スターマン」での宇宙人・マ・メオ、過去の少年マンガ誌掲載作での憎めないキャラクターたち。こんなとこにうっかり、ほっこりしてしまう自分が居る。個人的にもグッときたキャラクターを紹介する。片山あやかの絵柄はちょっと松井優征の『魔人探偵脳噛ネウロ』にも通じるものがあるので、ネウロファンにも気にしていてもらいたいところだ!

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妖怪の秘宝「化けの皮」にくるまれているこの子の正体は!?「鬼追いの皮」より
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ほとんどミニサイズバージョンのマ・メオ。プロトタイプか?「妖一夜」より
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お約束のバトルシーン。巨大イカの描写に愛情を感じる。「Star man スターマン」1巻より
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不気味だけどかわいいの。「Star man スターマン」1巻より

■このマンガが面白かった人にはこんなマンガもおすすめ!

今回とりあげたマンガを読んだ人に何処か似た印象を持つマンガをおすすめ!また、おすすめマンガをすでに読んでいる人は今回とりあげたマンガを読むきっかけに。最後の背を押します。相互にリンクして、無限のマンガ世界へ飛び出していこう!手にとってもらわなければ意味がないので、ここではなるべく手に入りやすい本をおすすめしています。


なにがなんだか分からぬシロモノをよくここまで形にできたと感心する

水木しげる「カラー版 妖怪画談」

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水木しげるが描く妖怪のほとんどは伝説、研究所、妖怪画から彫刻にいたるまでありとあらゆる“見えないモノ”からのインスパイアである。1から想像したものはほとんどない。それは水木がそれらの作者に対して、「妖怪と称する奇妙な霊を、おいつめてまがりなりにも形にした江戸時代の妖怪の絵は、かなり形として“霊”にせまっている」と敬意を払っている証拠である。片山あやかの妖怪に対する態度は水木のそれに近い。だからこそ、妖怪を描くときに力がこもりすぎているのだろう。そんなあやかタンにメロメロっときたひとは、ぜひとも水木しげるの妖怪画と比較していただきたい。同書はマンガではなく図鑑だが、水木の妖怪観を知るには良い入門書となっている。

水木しげる「カラー版 妖怪画談」(岩波書店)


同期の「金ティア」受賞作!

霜月ミリ「カエデの恋」

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表題作の「カエデの恋」は親友の彼が好きな内気な女の子が主人公。この使い古された設定には一点、魔法がかけてある。気になる人はぜひとも、手にとってもらいたい。同作で「金のティアラ賞」銀賞を受賞した霜月ミリ。彼女のマンガだが、表紙を見ると分かるが絵に独特のクセがある。いくえみ稜の影響を感じられる鼻の穴の描き方。むしろ雑に見えてしまう描き込みすぎな線。そして、使っているトーンが90年代の少女マンガのトレンドだったり、セリフ、コマ運びもなんだか古臭い。だが、そこがほかの作家とは明らかに違う強烈な個性になっている。それを割り切ってしまったからなのかなんなのか分からないが、最近の作品がどんどん面白くなっているのだ。なんというのびしろ!

霜月ミリ「カエデの恋」(集英社)全1巻

収録作の中では「バス ストップ」が良かった。何がいいかというとエグザイルなB系アニキという見た目と内面のアンバランス具合!これは少女マンガの男性キャラでは珍しいヴィジュアル。どちらかといえば「闇金ウシジマくん」界から派遣された取立て屋といった面持ちです。そして、すごいのが物語のキーアイテムが「ミサンガ」。今時このセンスは「ない」。相手がヒゲマッチョな体育会系、つり眉、タレ目という昨今、流行の草食系男子と間逆なのであれば、むしろリアリティさえ生まれてしまう。1周遅れで、ほかの作家よりも頭一つ抜けてしまったのだ。等身大の(良い意味で)バカで純情な男の子を今後も描いてほしい。繊細さなんていらないんだ。もっと、粗忽で無骨で不器用で。見た目のまんまの男を……。こういった個性的な男性キャラを描ける少女マンガ家は少ないので期待したい。

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まさかこの彼があんなことになるなんて思いもよらなかったんだ。霜月ミリ「カエデの恋」(集英社)1巻より

さて、この「金ティア」出身の作家は20代中ばから後半の作者が多く、作者の多くが一度や二度、投稿歴があるのが特徴だ。かつて少女マンガは10代デビューが当たり前だった。しかし、「金ティア賞」は、すでに何度かの投稿歴があり、デビューまでこぎつけてもパッとしなかったような挫折を経験している作家が多い。一度は諦めたマンガ道、それでもと挑戦する姿は美しい。真剣度が新人とは違うのだ。面白いマンガが生まれやすい土壌はできている。これからも同賞、要注目だ!


京都×女子大寮×共感覚×百合(?)

楠田夏子「ことこと かるてっと」

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ここは京都。季節は春。女子大学のボロい学生寮である。入学式から半年過ぎても人気のない「あかずの間」の噂でもちきりだった。ある日、小説家志望の先輩の部屋が本の重みに耐え切れず崩落。「あかずの間」はこじ開けられた。そこにいた女の子はコロボックルのようなかわいいフツーな女の子。「あかずの間」はいわくつきでもなんでもなく、たんに彼女が人付き合いが苦手との理由で部屋にこもっていたのだという。実は彼女、「共感覚」という音にかたちや色を感じる力を持っていた。そのことで周囲の人間に気味悪がられたことがトラウマとなっており、人を遠ざけていたのだった。そんな彼女を平然と受け入れてくれるクセもふたクセもある寮生たち。はじめて居場所を手に入れた彼女が変わる――――!?

楠田夏子「ことこと かるてっと」第1回扉絵/講談社「Kiss」にて連載中

少女マンガらしい大胆な構図、コマ割りの破壊が久しぶりに新鮮で、どこか古めかしくもテーマとぴたりと重なっている。同じく『Kiss』では東村アキコが「海月姫」で女子寮を舞台にしたマンガを描いているが、こちら男性の介入が当たり前となっており、女子寮という舞台がメインテーマではない。「ことことかるてっと」ではその辺が掘り下げられるのだろうか。だとしたら女子だらけの寮で肝心のラブはどう描かれる?もしくは、描かれない?今後の展開が見逃せない!単行本はまだ発売されていないので気になる人は「Kiss」をチェックしてみよう。


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デコラティブされた少女マンガらしいコマ割り。楠田夏子「ことこと かるてっと」第1回より

「ことこと かるてっと」で、テーマとなっているのはコミュニケーションの問題である。さて、ここで思い出すのが高橋留美子の「めぞん一刻」である。「一刻館」なる下宿に住む住人た ちにはプライバシーなど存在しない。主人公の浪人生・五代くんの部屋の壁は早々にぶち抜かれてしまう。以来、住人たちは身勝手に五代くんの部屋に訪れ、彼 らの酒盛り場、集会所となる。

コミュニケーションの壁と部屋の壁は同じだ。彼らは同じ共同体で夢を見ている。モノローグ不要、隠し事など一切なしで相手を受け入れる世界はあたかも「擬似家族」や「共同体」のよう。「寮」や「下宿」はそういった理想や夢を描くのに適している。現実にはそんな風に「ありのまま」で受け入れてくれる居場所なんて手に入れることは難しいのだから。だからこそ、物語の中では居心地の良い居場所を夢見たいものだ。

かつて、少女マンガはこの「私の居場所」を見つけたときにハッピーエンドを迎えて終わった。しかし、携帯やインターネットなどコミュニケーションの手段が充実した現在では、居場所なんて見つけようと思えば簡単に見つけられる。その居場所を見つけてからどのように生きるか、ありのままの自分であっても受け入れてもらえるかどうかが、問題なのだ。そういった読者の意識に合わせて少女マンガのテーマも変化している。

さて、これからの少女マンガはどこへ行くのだろう。変わらず私たちに美しい夢を見させてほしい。


■ここでお知らせ!「マンガ漂流者(ドリフター)」が授業になった!
第3回「新しいマンガ ~異色デビュー方法と変なマンガ新人賞~」 10/26(月)20:00~@渋谷ブレインズ

■授業内容

詳細はこちら。

聞こう!学ぼう!「マンガ漂流者(ドリフター)」。第3回の講義、テーマは「新しいマンガ」。

マンガ家のデビューといえば、雑誌への投稿やアシスタント経験からやっと雑誌に掲載されデビューする。これが正統なマンガ家のデビューの仕方です。

しかし、マンガ家になる方法はそれだけじゃない!いろんな抜け道があるのです!

「となりの801ちゃん」や「猫村さん」のようにウェブやブログなどマンガ雑誌以外やメディアからデビューしたり、かつては、エロ本からデビューした岡崎京子、桜沢エリカ、「ファンロード」出身のおかざき真里、ながい健、80年代の同人誌ブームから注目された尾崎南、CLAMP、高河ゆんといったトップスター、いきなり単行本を1冊描き下ろしてデビューした西島大介、タイから逆輸入され、個人制作のアニメから火がついたウィスット・ポンニミットなど、マンガ賞を受賞しないでデビューしたマンガ家は意外と多い。

そんな変り種ちゃっかりデビューのマンガ家、90年代雨後のタケノコのように創刊しまくっていたマンガ雑誌の変なマンガ新人賞の紹介から、面白い新人を誰よりも早く発掘する喜び、そして、「これまでにない新しさ」とは何なのかを探ります。

異色デビューのマンガ家たちがマンガ界を面白くしてきた!彼らの軽やかな奮闘の歴史から処世術を学ぼう!

■おまけ

懇親会ではマンガにまつわる酒がふるまわれます!
気になる人は早めに予約を!読者のみなさんと授業で会えることを楽しみにしています。

■ご予約はこちらから!

webDICEでの連載では、作家をメインにしていますが、授業では「マンガ」とは何か?そのものを問い、全体を俯瞰し、さらに気になる部分を掘り下げ、現状の確認、そしてこれからについて考えていきます。連載では一部の引用しか見ることができませんが、授業には資料をいろいろ持参していきますので、原典を手にとってもらえることもメリットでしょうか。もちろん授業や連載の内容で分からなかったこと気になることがあった人も安心!毎回、懇親会(※ 料金含む)にて、それぞれの個人的な疑問、質問にお答えしています。もちろん差し入れも大歓迎!マンガ好き集まれ~!

(文:吉田アミ)



吉田アミPROFILE

音楽・文筆・前衛家。1990年頃より音楽活動を開始。2003年にセルフプロデュースのよるソロアルバム「虎鶫」をリリース。同年、アルスエレクトロニカデジタル・ミュージック部門「astrotwin+cosmos」で2003年度、グランプリにあたるゴールデンニカを受賞。文筆家としても活躍し、カルチャー誌や文芸誌を中心に小説、レビューや論考を発表している。著書に自身の体験をつづったノンフィクション作品「サマースプリング」(太田出版)がある。2009年4月にアーストワイルより、中村としまると共作したCDアルバム「蕎麦と薔薇」をリリース。6月に講談社BOXより小説「雪ちゃんの言うことは絶対。」が発売される予定。また、「このマンガを読め!」(フリースタイル)、「まんたんウェブ」(毎日新聞)、「ユリイカ」(青土社)、「野性時代」(角川書店)、「週刊ビジスタニュース」(ソフトバンク クリエイティブ)などにマンガ批評、コラムを発表するほか、ロクニシコージ「こぐまレンサ」(講談社BOX)の復刻に携わり、解説も担当している。6月に講談社BOXより小説「雪ちゃんの言うことは絶対。」が発売された。8月24日より、佐々木敦の主宰する私塾「ブレインズ」にて、マンガをテーマに講師を務める。
ブログ「日日ノ日キ」

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