(C)2007 HPE Rights, Inc.
幸せな家庭を築いていた、市井の男に降りかかる悲劇。2009年10月10日(土)よりシアターN渋谷ほか全国ロードショー公開される『狼の死刑宣告』は、愛する息子を殺害された男の復讐譚だ。警察や法の力に依存せず、家族やコミュニティを守ろうと戦いを挑んでいく映画のジャンル、いわゆるヴィジランテ映画はアクション映画の系譜としてこれまでも人気が高かった。古くはサム・ペキンパー監督の『わらの犬』から、近年の『グラン・トリノ』あるいは『ダークナイト』に代表されるように、市民の政治や社会への信頼の低下とともに超法規的に悪を倒そうする物語は、観るものにアイデンティティについて再確認させ、同時に無意識に潜む欲望を発散させるカタルシスをも与えてくれる。
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今作はこのジャンルのクラシックであるチャールズ・ブロンソン主演の『狼よさらば』も手がけたブライアン・ガーフィールドの「DEATH SENTENCE」を原作としている。それだけに、古き良きアクション映画の味わいと、現代社会の不条理、そして果たして自警という行為は許されるのか、という永遠の命題とアクション映画としての臨場感を見事に映像化している。主演はケビン・ベーコン。正統的二枚目から、陰のある男、そして狂気をぎらつかせる演技まで80年代からカメレオンのように姿を変えてきた彼に、暴力と破壊の狭間を泥沼に陥る運命をたどる主人公はうってつけだ。2000年代に入り「ミスティック・リバー」「秘密のかけら」といったシリアスな作品で完全に演技派としての地位を獲得した彼の、脂の乗った熱演を堪能できる。『狼の死刑宣告』は監督・制作総指揮を務めた『SAW』シリーズでヒット・ディレクターとしての名をたちまち確立したジェームズ・ワンによる、新たなチャレンジだ。
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映画『狼の死刑宣告』
2009年10月10日(土)よりシアターN渋谷ほか全国ロードショー
監督:ジェームズ・ワン
出演:ケビン・ベーコン、ギャレット・ヘドランド、ケリー・プレストン、アイシャ・タイラー、ジョン・グッドマン
原作:ブライアン・ガーフィールド
提供・配給ハピネット
2007年/アメリカ/106分
公式サイト
試写会に5組10名様ご招待
公開に先立ち、本作品の試写会を観て400~600字程度のレビューを書いて頂ける方を抽選で5組10名様(レビューは1組2名のうちどちらか1名が書いてください)をご招待します。応募方法は下記から。(※当選された場合は、必ず試写会に参加でき、レビューを書いてくださる方の応募をお待ちしています)
日時:2009年10月1日(木) 18:30開場 19:00開映
場所:渋谷シアターTSUTAYA
(東京都渋谷区円山町1-5 Q-AXビルB1) [地図を表示]
【応募方法】
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「10/1 狼の死刑宣告」
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■応募締切り
2009年9月24日(木)15:00
※当選者の方のみ、9月25日(金)までに、ご応募いただいたアカウントにメッセージにてご連絡いたします。
※レビューを書いていただく方は、どちらか1名様のみで結構です。