宇野亜喜良イメージ人形
今年で375周年を迎える糸あやつり人形劇団・結城座が、2つの技芸「江戸糸あやつり」と「江戸写し絵」を駆使した江戸川乱歩の世界『乱歩・白昼夢』を、東京芸術劇場にて8月19日（水）よりおこなう。
結城座は、江戸時代の寛永2年(1635年)に初代結城孫三郎が旗揚げ以来、現在の十二代目結城孫三郎まで370年以上の歴史を持ち、国の記録選択無形民俗文化財および東京都の無形文化財に指定されている伝統ある糸あやつり人形劇団。現在は古典の操りをベースに書き下ろしの新作公演、写し絵公演、海外の演出家・作家とのコラボレーションなど様々な公演活動を行っている。
十二代目結城孫三郎
当時、江戸川乱歩が九代目結城孫三郎の「写し絵」好んで観ていたことから、乱歩の描く妖しい闇の世界と、写し絵の表現に共通点を見出していた結城座は、乱歩の世界を江戸写し絵と人形で表現するために今回の公演を企画した。
風呂を持つ結城孫三郎、結城千恵
同公演では乱歩の「人でなしの恋」「屋根裏の散歩者」「芋虫」「一人二役」を取り上げる。当時発禁処分となった問題作「芋虫」をはじめ、幻想怪奇な趣味の色濃い乱歩らしい人気作品を、乱歩の生きた時代「大正ロマン」を軸に、平成の世に鮮やかに蘇らせる。
結城座とは30年のつきあいとなる斎藤憐を久々に作・演出に迎え、人気イラストレーター・宇野亜喜良を意匠として柱に据え、真那胡敬二、黒色すみれの客演を得て、乱歩の世界に挑む。さらに、結城座史上初の試みとして、事前に人形稽古を受けた一般参加者約30名が、大正時代の群集役を演じるところも見どころだ。
『乱歩・白昼夢』8/21公演のご招待券をwebDICEユーザー対象に抽選で1名様にプレゼントします。応募方法は下記をご覧ください。
結城座創立375周年記念 野田秀樹芸術監督就任記念・提携プログラム
＜江戸写し絵と江戸糸あやつり人形による＞
『乱歩・白昼夢』
2009年8月19日（水）～8月23日（日）
会場：東京芸術劇場小ホール2（東京都豊島区西池袋1-8-1）
時間：平日19:30/土14:00、19:00/日14:00 ※20日アフタートークあり
作・演出：斎藤憐
意匠：宇野亜喜良
客演：真那胡敬二
音楽：黒色すみれ
出演：十二代目結城孫三郎（三代目両川船遊）、結城千恵、ほか結城座
チケット料金：指定席5,000円/自由席3,500円
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8月21日（金）公演 1名様にご招待券プレゼント
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