小学校の給食を全部オーガニックにするという前例のない試みに挑戦した、南フランス・バルジャック村の1年間を追ったドキュメンタリー『未来の食卓』。
日本でもようやく「農業」や「食育」が大きな関心事となっている今。フランスでは本作が公開されたことにより、多くの学校、自治体が“うちの給食もオーガニックにしたい”と名乗り出、社会的なムーブメントを巻き起こした。本作は、有機栽培農家と一般農家との対話や、家族を癌で失った主婦の体験を通して、私たちでもできる新しい生活を見せてくれる。
癌にかかった少女カミーユ 『未来の食卓』より
美しい自然に囲まれた南フランス、バルジャック村。ショーレ村長は子供たちの未来を守るため“学校給食と高齢者の宅配給食をオーガニックにする”という前例のない試みに挑戦した。大人たちは「オーガニックは値段が高いのに、村の財政でまかなえるのか」と戸惑うが、オーガニック給食や学校菜園での野菜作りを通して自然の味を覚えた子供たちに巻き込まれ、小さな村は少しずつ変化していく。
【関連リンク】
東京オーガニックMAP vol.1
http://www.webdice.jp/dice/detail/1749/
『未来の食卓』
2009年8月8日(土)より、シネスイッチ銀座、渋谷アップリンクにてロードショー
監督:ジャン=ポール・ジョー
出演:エドゥアール・ショーレ、ぺリコ・ルガッス、他
音楽:ガブリエル・ヤレド
2008年/フランス/112分
配給・宣伝:アップリンク
公式サイト