森本英稔監督作品『パニック4ROOMS』
「既成概念に捉われない作品の発掘」「街を巻き込んだ映画祭」をテーマに、インディペンデントな映像作品を中心に上映を行う映画祭『第一回 下北沢映画祭』が、北沢タウンホールにて7月25日(土)~26日(日)開催される。
初日の25日は、下北沢カルチャーが集結する合コンならぬ『下コン』と題して、全編を通して下北沢にこだわった森本英稔監督の『パニック 4ROOMS』の上映、その製作関係者と老舗レコード店「mona records」の行達也氏によるトークショーが行われる。
26日は、第81回米国アカデミー賞短編アニメーション賞受賞によって話題となった作品『つみきのいえ』他、加藤久仁監督の作品を無料で上映。また、バラエティの構成作家と共に監督を兼任し、『亀は意外と速く泳ぐ』(2005)、『インスタント沼』(2009)などの作品を手がけた三木聡監督によるトークショーを開催。
写真:第81回米国アカデミー賞短編アニメーション賞受賞、加藤久仁監督作品『つみきのいえ』
コンペティション部門では約220の応募から選定された6作品と、昨年10月に開催されたプレイベント「下北沢映画祭0,7」にて本祭へのノミネート作品として選出された3作品を上映。審査員には、トークショー後の三木聡監督に加え、『世界はときどき美しい』の御法川修監督、短編映画館トリウッド支配人の大槻貴宏氏、『映画監督になる15の方法』などを著書とする文筆家・轟夕起夫氏が登場する。
坂下雄一郎監督作品『憂鬱ろけっと』
下北沢映画祭運営委員会代表の太田創氏によると、「下北沢で映画祭をやろうと思ったのは、『面白そうだから』という言葉に集約されます。演劇の街、音楽の街として知られるサブカルチャーの街でなぜ『映画祭』がなかったのか。路地裏の隅々にまで色々な店があり、人々が行き交うこの街の特色と重なり合うコンセプトの映画祭が出来たらきっと面白いだろうと思ったんです」
また、下北沢映画祭運営委員会企画部の有賀香代子氏は、「2008年から上映会を行い、多くの制作者の方に出会い、多くの関係者の方のご協力を得ることができました。素晴らしい作品を撮る監督さんが沢山いるので、一人でも多くのお客さんへと紹介できる環境を作っていきたいと思います」と、第一回の開催へ意気込みを語った。
東京を代表するサブカルの街で、まだ見ぬ才能が発掘される瞬間に立ち会おう!
『第一回 下北沢映画祭』
2009年7月25日(土)18:15開場18:30開演
26日(日)10:30開場11:00開演
会場:北沢タウンホール(東京都世田谷区北沢2-8-18)[地図を表示]
【25日】
18:40~
『パニック4ROOMS』上映+トークショー(森本英稔監督、他)
料金:当日1000円
【26日】
11:00~
加藤久仁生監督作品『つみきのいえ』、『或る旅人の日記』上映
料金:無料
12:30~
三木聡監督トークショー
料金:当日900円
15:30~
コンペティション部門、ノミネート作品上映・グランプリ発表
料金:当日900円
公式ホームページ
http://shimokitafilm.com/top.html