(c)2006 R-Caro Productions, LLC. All Rights Reserved.
ニューヨークに暮らすプエルトリカンらカリブ系移民の哀しみや望郷の念から生まれた音楽、サルサ。その黄金時代を築き、死後15年経ったいまなお“歌手の中の歌手”としてラテン音楽界に影響を与え続けているエクトル・ラボーの生涯を、現代のラテン系トップスターたちが完全映画化。
音楽界での成功を夢見て、17歳で故郷プエルトリコからニューヨークにやって来たエクトルは、情感あふれる美声でナイトクラブに集まる人々を魅了し、60年代後半のサルサムーブメントに乗って瞬く間にスターへの階段を駆け上がっていく。しかし、歌手としてのまばゆい栄光の影で、私生活は破滅の一途を辿っていった。ドラッグや酒に溺れ、約束を破り、かけがえのない家族を失い、やがて自殺未遂まで……。20年間連れ添った妻ですら、彼を深い闇から救い出すことができなかった。
それでも、いかなる時も彼は歌い続けた。そして人々は彼を愛し、求め続けた。なぜ彼の歌はこれほどまでに人の心を震わせ、胸をかきむしるのか? その答えは、映画の中にある。
自分たちのルーツ、ラテン音楽の偉大なアーティストであるエクトル・ラボーの歌を現代に蘇らせたい。『エル・カンタンテ』は、ジェニファー・ロペスのそんな情熱から生まれた映画である。エクトルを演じるのは、現代サルサの最高峰にして、ジェニファーの現夫マーク・アンソニー。当代随一の歌唱力と表現力を持つ人気歌手にして、ポール・サイモン演出のブロードウェイ舞台やマーティン・スコセッシ監督の『救命士』などに出演する俳優でもあるマークは、エクトルの色気とステージカリスマを完璧に体現し、映画を成功に導いただけでなく、サントラ盤をビルボード・ラテン・チャートで堂々の一位に送り込むという快挙をも成し遂げた。
映画の語り部であるエクトルの妻プチに扮するのは、プロデューサーのジェニファー本人。監督は、ルベン・ブラデス主演でサルサ歌手の栄光と挫折を描いた『クロスオーバー・ドリーム』(85)や、ストリート詩人ミゲル・ピニェロの伝記映画『ピニェロ』(01)などで知られ、“ラテン系NY映画の詩人”の異名を持つキューバ出身のレオン・イチャソ。
自身もその渦中にいたというサルサ全盛期のニューヨークの熱気を色鮮やかな映像でスクリーンに焼き付けると同時に、ドラマチックな歌の世界をエクトルの壮絶な人生と重ね合わせる巧みなストーリーテリングで、これまでにないエモーショナルな音楽映画を完成させた。
『エル・カンタンテ』の公開に先立ち、マスコミ試写会で本作を観てレビューを書いて頂ける方を抽選で3名様をご招待します。応募方法は下記からどうぞ。
(※配給会社のご協力の元にこのクロスレビューの企画は成り立っていますので、当選された場合は必ず上映会に参加でき、レビューを書いてくださる方の応募をお待ちしています。また、レビューは400~600字程度書いていただくことが条件となります)
『エル・カンタンテ』
2009年7月25日(土)より、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー
監督:レオン・イチャソ
出演:マーク・アンソニー、ジェニファー・ロペス、ジョン・オルティス、他
2006年/アメリカ/114分
配給・宣伝:アートポート
公式サイト
『エル・カンタンテ』試写会 3名様ご招待
日時:2009年7月8日(水) 18:30開場/19:00開映
場所:スペースFS汐留ホール(東京都港区東新橋1-1-16 汐留FSビル3F)
【応募方法】
webDICE会員の『webDICE編集部』アカウントまでメッセージをお送りください。
(ログインした状態でのみメッセージ送信が可能です)
■メッセージ送付先
webDICE編集部
http://www.webdice.jp/user/283/
■件名を「7/8 エル・カンタンテ」としてください
■メッセージに下記の項目を明記してください
(1)お名前(フリガナ必須) (2)電話番号 (3)メールアドレス (4)ご職業 (5)性別 (6)応募の理由
※『webDICE編集部』アカウントにメッセージを送るにはwebDICEのアカウントを取得する必要があります。登録がまだの方は以下ページより、新規ご登録ください。
webDICE新規登録ページ
http://www.webdice.jp/signup.html
■応募締切り:2009年7月3日(金) 午後3時迄
※当選者の方のみ、ご応募いただいたアカウントにメッセージにてご連絡いたします。