骰子の眼

cinema

東京都 中野区

2009-04-20 17:24


「原発」を再考しよう! 『4.26オールナイトVOL.2』ポレポレ東中野で4/25開催

4.26チェルノブイリ原発事故発生日にあわせて、「原発」関連の個性豊かな映画をオールナイト上映。
「原発」を再考しよう! 『4.26オールナイトVOL.2』ポレポレ東中野で4/25開催
山口県・祝島にある原子力発電所の建設予定地。反対している地元の人々の生活に密着したドキュメンタリー『祝(ほうり)の島』は現在製作中だ。

チェルノブイリ原発事故の発生日である4月26日、ポレポレ東中野で「原発」に関する映画を4月25日(土)オールナイトで上映する。

この企画は、昨年よりポレポレ東中野で立ち上げられたもので、2回目となる今年は27年前から原発の建設に反対し続けている山口県祝島の人々の生活に密着した、現在撮影中の『祝(ほうり)の島』(纐纈あや初監督作品)の特別ラッシュ上映をはじめ、これまでなかなか上映機会の少なかった小池征人の『脱原発元年』、本年公開され大きな話題となった六ヶ所村が舞台の異色劇映画『へばの』、写真家・本橋成一による映像美溢れる『ナージャの村』など、「原発」に関する多様な映画を一挙に上映する。

この企画を担当しているポレポレ東中野の石川翔平さんによると、「チェルノブイリ原発事故発生日である4月26日を、9.11や8.15といった日付と共に数字としてダイレクトに記憶しておくべきなのではないか、この日の近くに“原発”に関する映画を見ることで“原発”を再考しよう、という主旨からこの企画を立ち上げました」という。

また、同時期に、『ナージャの村』を監督した本橋成一の最新作『バオバブの記憶』の公開を記念して、過去の作品のアンコール上映もおこなっているので、この機会に併せて観てみよう。

【上映作品紹介】

祝の島

『祝(ほうり)の島』 *解説付きラッシュ上映

(日本/約50分予定/監督:纐纈あや)
27年前から原子力発電所の建設計画が持ち上がり、反対を表明し続けている山口県祝島の人々の営みに寄り添い、現在撮影中の『祝の島』監督解説付ラッシュ上映。

へばの

『へばの』

(2008年/日本/81分/監督・脚本:木村文洋)
青森県六ヶ所村の恋人たちを描き、核燃料再処理工場で働く主人公の被曝によって揺れ動く人間模様を描いた痛烈な怪作。

ナージャの村

『ナージャの村』

(1997年/日本/118分/監督:本橋成一)
チェルノブイリ原発事故で汚染されたベラルーシ・ゴメリ州ドゥヂチ村。そこには故郷を離れず、汚染された村に残る6家族がいる。美しく厳しい自然とともに、大地に根ざして明るくたくましく生きる彼らの暮らし。

『ドキュメント’89 脱原発元年』

(1989年/日本/105分/監督:小池征人/ナレーション:江守徹)
長年重厚なドキュメンタリーを制作し、『人間の街』『いのちの作法』などで知られる小池征人による、原発の存在意義・原子力の意味を問い続ける貴重な作品。

『4.26オールナイトVOL.2 ~チェルノブイリ原発事故の日~』
2009年4月25日(土) 23:00開場/23:15開映

会場:ポレポレ東中野
(東京都中野区東中野4-4-1 ポレポレ坐ビル地下)[地図を表示]
料金:前売1,800円/当日2,300円
詳細は公式サイトから

『へばの』予告編

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