骰子の眼

cinema

東京都 中央区

2009-04-08 17:17


クシシュトフ・キェシロフスキ監督の軌跡を追ったドキュメンタリー『スティル・アライヴ』レビュアー募集

『トリコロール』『デカローグ』のキェシロフスキ監督没後10年を記念して作られたキェシロフスキの映画作りに関する記録映画。ファン必見!
クシシュトフ・キェシロフスキ監督の軌跡を追ったドキュメンタリー『スティル・アライヴ』レビュアー募集
(C)TELEWIZJA POLSKA S.A. 2009

『トリコロール』三部作、『デカローグ』『ふたりのベロニカ』などの傑作を遺し、その芸術活動の絶頂期に54歳という若さで急逝したポーランドの巨匠クシシュトフ・キェシロフスキ監督。その軌跡をたどるドキュメンタリー映画『スティル・アライヴ』と、貴重な初期未公開作品を初公開するとともに、人間の「感情」と様々な「愛」のかたちを見つめ続けたその作品群が6月ユーロスペースで一挙特集上映される。

『スティル・アライヴ』では、学生時代に始まるドキュメンタリー製作から、ドキュメンタリーとドラマの混在、ドラマへの移行に至るまで、20数本に及ぶ作品について、キェシロフスキ自身の貴重な声、また、スタッフ、友人らが証言を行う。

スティル・アライブ

作る映画がどのように形を変えても、キェシロフスキの人間のみかたは変わらなかった。「内部に深く入り込んで現実をとらえたい」。キェシロフスキはいつもそう語っていた。悲しみから生まれた『デカローグ』10本がポーランドを越えてヨーロッパで認められた後、究極の人間存在である“死と愛”の姿を女性たちで描き始めると、キェシロフスキの映像のプリズムはさらなる輝きを持って女優たちをも魅了した。カトリーヌ・ドヌーヴはそんな彼に手紙を書き、映画への出演を懇願した。映画祭のトイレで親しくなったヴィム・ヴェンダースは、「彼は目に見えないものをうつす人だ」と語った。

アニエスカ・ホランド、イレーヌ・ジャコブ、ジュリエット・ビノシュといったキェシロフスキ監督とゆかりのある映画監督や女優たち、キェシロフスキ作品を支えた作曲家ズビグニェフ・プレイスネルと著名な弁護士で脚本の共作者でもあったクシシュトフ・ピェシェヴィチらが登場。「内面に迫りたい」「人間の真実を描きたい」とするキェシロフスキの映像世界をきらめかせる。


『スティル・アライヴ』の公開に先立ち、試写会で本作を観てレビューを書いて頂ける方を抽選で5名様をご招待します。応募方法は下記からどうぞ。

(※配給会社のご協力の元にこのクロスレビューの企画は成り立っていますので、当選された場合は必ず上映会に参加でき、レビューを書いてくださる方の応募をお待ちしています。また、レビューは400~600字書いていただくことが条件となります)



『スティル・アライヴ』
クシシュトフ・キェシロフスキ監督特集上映”キェシロフスキ・プリズム”にて公開
2009年6月20日(土)よりユーロスペースにて開催(他全国順次開催)

監督:マリア・ズマシュ=コチャノヴィチ
2005年/ポーランド/82分
提供・配給:ワコー/グアパ・グアポ
上映日時詳細は公式サイトにて

『スティル・アライヴ』試写会 5名様ご招待
日時:2009年4月22日(水) 13:00開映
場所:映画美学校(東京都中央区京橋)

【応募方法】

webDICE会員の『webDICE編集部』アカウントまでメッセージをお送りください。
(ログインした状態でのみメッセージ送信が可能です)

■メッセージ送付先

webDICE編集部
http://www.webdice.jp/user/283/

■件名を「4/22 スティル・アライヴ」としてください

■メッセージに下記の項目を明記してください

(1)お名前(フリガナ必須) (2)電話番号 (3)メールアドレス (4)ご職業 (5)性別 (6)応募の理由

※『webDICE編集部』アカウントにメッセージを送るにはwebDICEのアカウントを取得する必要があります。登録がまだの方は以下ページより、新規ご登録ください。

webDICE新規登録ページ
http://www.webdice.jp/signup.html

■応募締切り:2009年4月15日(水)

※当選者の方のみ、ご応募いただいたアカウントにメッセージにてご連絡いたします。

レビュー(0)


コメント(0)