骰子の眼

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東京都 港区

2009-03-10 10:33


記録映像以上のものが「今、ここに」ある。ボクデス初の単独公演『スプリングマン、ピョイ!』

アタマ爆発!曲がる指!伸びる胃袋!寝るカラダ!絞る脳ミソ!目が泳ぐ!! ボクデス・パフォーマンスの集大成ライブが3月19日よりスーパー・デラックスで展開される!
記録映像以上のものが「今、ここに」ある。ボクデス初の単独公演『スプリングマン、ピョイ!』

眼鏡とスーツと革靴で踊る男・ボクデス(=小浜正寛)。自分の体&アニメ映像&変な小道具をミックスさせた不思議で可笑しいパフォーマンス。これはダンスか演劇か、はたまたアートなのか!?なかなか言葉で伝え難いボクデスの実態。小浜氏曰く、「ボクデスを知らない人には、“喋らない一人芝居みたいなもの”って説明しています」。とりあえず実際の舞台は、話を聞く以上に面白いという噂だ。
今回、ボクデスの初となる単独公演『スプリングマン、ピョイ!』が3月19日・20日、六本木のスーパー・デラックスで開催される。いままで様々な場所で発表してきたグルーヴ感と脱力感とギミックに満ちた大ネタ小ネタの作品群の中から厳選されたヘンテコパフォーマンスのマッシュアップ・ヴァージョン、つまり初のワンマンショーにしてベストライブをおこなう。ボクデスとは何者?なぜ今初の単独公演なのか?ボクデスこと小浜氏に稽古の最中、話を訊いた。


宮沢章夫という人をどうやって笑わせるか、見たことのないダンスのアイデアを出した

── もともとダンスをされていたんですか?

してないですね。ダンス暦はまったくゼロ。今でもそうなんですけど僕は俳優をやっていて、宮沢章夫さん主宰の『遊園地再生事業団』という演劇ユニットに定期的に呼ばれて芝居をしていたんです。あるとき、宮沢さんが戯曲を書いて演出をするというやり方じゃない方法で作品をつくりたいと言われたんですね。パフォーマンスを主体とした公演をやってみたいと。
当時、ダンス評論家で、吾妻橋ダンスクロッシングのオーガナイザーでもある桜井圭介さんが、見たことがないダンスをつくるためのレクチャーをやっていたんですよ。そこで、ピナ・バウシュ、ウィリアム・フォーサイス、フィリップ・ドゥクフレ、コンテンポラリーダンスではないマルクス兄弟、クレイジーキャッツ、ディズニーのアニメーションとか、そういうのをヒントに何か出来ないかと言われて。それが98年の『alt.(オルト)』という公演だったんです。オルタナティブのオルトという意味で。そこで初めてダンスというものをつくるようになったんです。

ボクデス01

── ダンスに興味はあったんですか?

いやぁ、マイケル・ジャクソンとかテレビでやってるヒップホップとか、ダンスはそういうイメージがあって、「コンテンポラリーってなんだ?」っていう感じで。何も知らない初心者だったんですよね。そのときに、きれいな音楽が流れる中で、人が水を飲んでダラーッと垂らす、水を飲んでプーッと吹き出すっていうピナ・バウシュの映像作品があって、「あ!おもしろい」と思ったんです。こういう世界があるんだと知って、自分でも何かやってみたいと思ったのがダンスに興味を持った最初のきっかけです。

── 98年の公演『alt.』ではどのようなダンスをつくったんですか?

掃除ロッカーの扉がバタバタ開閉するだけのダンスをつくったんです。なぜかわからないですけど、人が見えちゃいけないなと思って、人がロッカーの中に隠れて、曲に合わせてロッカーを動かしたりとか。それが一番最初につくったものです。もうひとつは、穴を開けた画用紙に耳を出して、『ブルー・ベルベット』の曲を流しながら耳だけのダンスをつくったんですよ。それが宮沢さんをはじめ、桜井さんやお客さんにも面白いと言われて。それじゃあ、そっちもやろうかなと思うようになったんです。人間の体を使わなくても、自分なりにグルーヴがあればなんでもいいんだ、と。たとえばロッカーであっても体の一部分だけでも、これはダンスなのかなと思って始めました。


── ダンスの味をしめたということですね。

つくっていて楽しかったですね。演出家の宮沢さんがいて、俳優として自分がいて、という関係性でなくなった気がしたんです。自分から発信したことで宮沢章夫という人をどうやって驚かせるか、笑わせるかという気持ちがどこかにあったので(笑)、いろいろとアイデアを出しました。見たことのないダンスというテーマがあって、役者というダンスの訓練を受けていない人間の発想するものであったから、逆転の発想をしなければいけなかったんです。最初からダンスダンスしたものではなかったですね。もし、僕が子どもの頃からバレエを教わってきたらこういう発想はできなかったと思います。

ボクデス『蟹ダンサー多喜二』  これ…ホンモノですか!?

── そこからボクデスが生まれたんですか?

役者もやりつつ、何回か僕が演出して『alt.2』もやったりしたんですけど、だんだん一人でやってみたいという思いが出てきて。ちょうど99年に『遊園地再生事業団』の活動がいったん中止になったこともありましたし。遊園地にいた他のメンバーは別の演出家と組んだり自分でつくったりしていて、僕はひとつの方法として芝居をやろうとしたけど言葉が書けなかったんですね。言葉が出なかったから、必然的に今のパフォーマンスの形でつくっていこうかなと思って2001年からソロ・パフォーマンスでボクデスを始めたんです。

笑わせることが目的じゃない。枠の広いパフォーマーでありたい

── ボクデスっていう名前がユニークですよね。

小浜正寛でやるよりも、何か気になる名前がいいだろうと思って(笑)。97年頃、新井英樹の漫画『ザ・ワールド・イズ・マイン』(小学館)にあった、“私は私を肯定する”という思想に触発されたんです。役者の作業というのは肯定というよりも、人に肯定してもらう作業だったから、自分で肯定する作業をしてみたいと思って“ボクデス”にしたんですね。外国人に説明するときは「イッツ・ミー」と言いますけど(笑)。

── 2001年からボクデス名義で活動を始め、最初の作品が『フライング・ソーサーマン』。

これはどこで発表したらいいんだろう、これを面白がってくれる人はいるのかなっていう不安がありつつも、ダンス界で発表してみようかと。僕は面白いと思っていますが、どうでしょうかっていう提示するような意味でつくったんです。ダンサーからは、これはダンスじゃないと言われたけど、キリンアートアワード2001のダンス部門に出したら「これは新しいダンスだ」と評価されて(笑)、賞をいただきました。

ボクデス『フライング・ソーサーマン』  どこまで伸びる???

── ボクデスの作品は、ちょっとお笑い的な、一発ギャグ的なところがあって、ジャンル分けできない不思議な感じがします。

そうですね。よく「お笑いですか?」と聞かれます。昔、僕はマニアックなお笑いフリークだったんですよ。高校生の頃から日本や世界の喜劇を見るような、小林信彦の本を読むような子どもだったんです。これは僕の考えなんですけど、お笑いというのは職業だと思うんですね。お笑いは、人が怒ってても悲しくても絶対笑わせないといけないというのが目的であって、僕のやっていることは笑わせたいことが目的ではないからお笑いとは名乗れない。

── 笑わせようとしてやってるわけではない、と。

絵画や映画を観てクスって笑うシーンがあっても、それはお笑いとは言わないと思います。要素として笑いの部分があってもよいとは思っていますが、お笑いダンスと言われるのはピンとこないですよね。それをやるんだったら、お笑いやればいいのにって思ってるので。逆に、僕にお笑いはできないから。

── パフォーマーということですよね。

の方がいいなぁ。枠が広くて。パフォーマンスという枠があって、その中にダンスがあったり演劇があったりコントがあったり音楽があったりすると思うので、パフォーマンスという枠がしっくりきています。

作家と演出家と役者のすべてが自分の中に存在する“バランスの悪さ”

── ボクデスといえば『壁男』が印象深いです。決して最先端なことをやっているわけではなく、古典的でシンプルなのに「すごい!」と驚いてしまいます。

壁男

最初はボードに首を突っ込んで、首のない人間がフラフラするのをやっていたんですよ。でもそれだけじゃ…ダンスや舞台芸術は、時間とどう関わるかが重要だと思うんですね、写真とか絵画と違って。これを客観的に観ていて、どうなったらいいのかなと考えたときに、ひらめいたのが「ボードを逆さまにして首を出そう!」と思ったんですよ。で、ここから首を生やすにはどうしたらいいのかと考えていたら映像が浮かんで、ボードに投射しようと。知り合いのアニメーターに相談して映像をつくってもらいました。でも、首が出てきたのはいいけどここからどうしようとなったときに、ちょっとだけ動いてみようと思ってちょこちょこと横に移動したりして。


ボクデス『壁男』  見ていて気持ちイイ!

── そういった作品のアイデアはどのように生まれるんですか?

それはいろいろですね。ふと思いつくこともあれば、考えて搾り出すっていうときも。集中すると連鎖的にアイデアが生まれるんですね。内容はあまり世の中とはリンクしていなくて、いまの「派遣切り」とか「格差社会」とか社会的なことからアイデアは出てこない。敢えて、自分の中で生々しい物事は切りたいなと。日々生活していれば年金のことや麻生太郎のことなど考えますけど、それがアイデアにはつながらない。

── それはなぜでしょうか?

最近は日常的な仕草を表現しているダンスがあって、僕もたまにそう言われますけど、日常的すぎるのも嫌なんですよね。ちょっとスプーンを曲げるとか、超日常ぐらいのものはやりたいなというのはあるんです。なんか辛気臭い表現になっちゃうような気がして。わざと辛気臭いことを出すときもありますよ。河童の格好をしてかっぱ巻きつくるとか(笑)。でも、僕の中ではファンタジーがあるんです。普通のおっさんがかっぱ巻きつくっても、そこは品がないなぁって(笑)。

── つまり、ボクデスの表現は“日常と非日常の間”という感じなのでしょうか?

そうですね。

── いつも一人でアイデアを出しているんですか?

親指商事・営業課

そうなんです。行き詰まりますよ、ノイローゼのような感じで(笑)。僕はどっちかといえば頭で考えるタイプなんですね。だから体がついてこない。思いつきだけじゃ表現にならない。思いつきから表現にいくまでは厳しい作業で、毎回作品にするまでが大変ですね。だから、ボクデス&チーム眼鏡の『親指商事・営業課』のときは6人体制でやったんですけど、みんながアイデア出してくれるからよかったですし、楽でしたね(笑)。でも、なんでそんなこと聞いてくるんだ、自分で考えてほしい、面倒くさいと思ったこともあって。でも、一人になると6人だったら発想が膨らんだのにと思ったりもして、結局ないものねだり的な感じですね。


ボクデス&チーム眼鏡『親指商事・営業課』  眼鏡がいっぱい!

── 作品をつくるときに心がけていることはありますか?

パクらない(笑)。誰かに似たようなものは、その時点でやりたくなくなっちゃうんです。見たことがないもの、オリジナルなものをやってみたいと思っています。腕がだんだん長く伸びていく『長腕繁盛記』という作品があるんですけど、電気グルーヴがライブで6メートルの腕を出したと聞いて、だったら8メートルにして一番長い腕を出そうとかね(笑)。

── 負けず嫌いですね。

負けるのをわかって負けている(笑)。

── 役者のお仕事も平行されていますが、どちらをメインとしてお考えですか?

最初は、俳優・小浜の1キャラクターとしてボクデスがあったんですけど、最近それがイコールくらいになってきているんです。ボクデス=小浜さん。たぶん、ボクデスは死ぬまでやってるような気がするんですよね、ライフワーク的な感じで。俳優業は生業でやっている部分が近いかもしれないです。実際にそれで生活をしている部分もあるので。俳優とボクデスは似ている部分はたくさんあるんですけど、お互い刺激になるところもあって。いま役者として映画『南極料理人』(2009年8月公開)の撮影をやっていて、ボクデスとやっていることは全然違っているんですけど触発されますよね。

── もともと俳優を目指していたのでしょうか?

いや、そうでもなくて、演出をやりたい方が強かったんです。ちょっと舞台も出演してみたいと思って立つようになってから、役者を名乗るようになった感じですね。今でも、どこかで作・演出の自分と、出演者の自分というのが、バランスが上手く取れていない部分があって。作家・演出家としては台本通り動いてほしいのに、実際演じる方としてはそんなにタイミングよく動けないし、喋れないないしという部分があったりして、一人の自分の中にそれが両方あって不思議な感覚ですよね。もしかしたら、そのバランスの悪さがいいのかなとも思いますし。

作品はお客さんのためにやっているけれども、それは作家が思っていることであって、演じる方はどこかで「俺の体がやってるんだから」と思ってるのがあったりして。つい本番中に、いろいろ準備していたことを急にやめたくなることがあるんですよ(笑)。「もう、いいや!」っていう気持ちで。一応台本には書いてあるんですけど実際始まったら、お客さんの反応を見ながらいろいろ変えていくんですね。それは、作家でありながら、演出家でありながら、生身の自分でありながら。作家からしたらセリフを全部言わなきゃいけないんだけど、役者の僕はカットしようとして喋らなくなるんです。そういうのはありますね。

本当に「見たことのない超展開!」になるかも!?

── 今回の公演『スプリングマン、ピョイ!』というタイトルにはどんな意味があるのでしょうか?

最初、あまり深い意味はなかったんですよね。いろいろアイデアを考えていて、彼岸だし、春のスプリングだし…突然『スプリングマン、ピョイ!』って浮かんじゃったんですよね。スプリングマンだからバネ男、ピョイかなって。でも人に説明するときにそれではダメだろうと(笑)。

ボクデス02

キン肉マンに出てくる悪魔超人で「スプリングマン」というのがいるんですよ。バネの超人のスプリングマンはデビル・トムボーイという技で、人を抱きしめて体バラバラにするんです。見た目は色物なんですけど破壊力がすごい(笑)。僕がスプリングマンに惹かれたのはそこなんだ!と気づいたんです。けっこうキン肉マンはモチーフにしています。
あと昔、靴にバネがついていて、ピョンピョン飛んじゃうというのがあって、そのイメージもあります。どっちかといえば僕は、踊らされてる人間なんですよ。外的要因がないと踊れない。いつも、映像や音楽で自分を踊らさられる状況に持ち込むんですね。そういう意味で、スプリングがあるからこの人弾んじゃうんだっていうのがあるかなぁと思ったりして。踊らされる、やらされる感。踊らさられる側の人間の踊り(笑)。

写真:ちなみに、小浜さんが着ているのは「スプリングマン」のTシャツ!

── なぜ今、初の単独公演なのですか?

いつもやらされてたんですよ。自分から自発的にやったのは最初にボクデスと名乗ったときくらいで、あとは出てよって言われてやっていた感じがあったので。毎年、吾妻橋ダンスクロッシングで10~20分で定期的に作品を発表できる場所があったから、ちょうどよかったんですよね。で、今回吾妻橋ダンスクロッシング側からソロ公演やってよと言われて、じゃあやりますと。

── いままでのベスト盤ということですが、新作はやらないのですか?

ソロの話がきたときに、完全新作かベスト盤かどちらにするか考えたんです。未完成のまま発表したものがあったので、ちゃんと完成したものをみせたいっていうのと、コアな人よりも幅広い人に観てもらいたい、ボクデスを知らない人に観てもらいたいのもあったからベストライブにしたんです。しかも、ベスト盤だけど以前から観ている人にも楽しめる要素がたくさんある。チラシのコピーにもありますけど、「見たことのない超展開!」になりそうなんですよ。成功すればですけど。

── 今スゴイことになってるんですか?

なりそうですよ、これ。割といいんじゃないかと思っています。まだ全部は、これでいけるっていう100%の部分はないですけど90%はこの作戦でいこうかという部分があって。いつも、グルーヴ感と脱力感とギミックに満ちていると言われるんですけど、グルーヴ的な部分とオフビート的なものをもう少し根本的な感じでみせることができそうな感じなんですよ!やばいなぁ、こりゃ。

メガネデス!
ニブロールとの共同イベント『ボクロール』で発表した、コラボレーション作品『メガネデス!』(神楽坂die pratze)。黒澤映画『どですかでん』や鉄道、眼鏡、牧神などをキーワードに、物語的要素を多用した一人芝居演劇的パフォーマンス

── 劇場ではなく、スーパー・デラックスにされたのはなぜですか?

劇場的な感じじゃない方が、幅広い人に気軽に観に来てもらえるかなと思いまして。昨年、スーパー・デラックスでイベントに出たとき雰囲気がすごくよかったですし、濃縮したことがやりたいのでベストな場所だと思っています。

── 初のソロ公演ということで意気込みをお聞かせください。

意気込みが気負いにならないように。いつも気負っちゃう部分があるんですよ。いつもギリギリまでつくっていて、取って出しが多いんですよね。今回は熟成した部分もありつつ、だけど取って出し感も忘れていない、というのでやります(笑)。けっこう僕が気に入っている作品は、最初の『フライング・ソーサーマン』だったり『親指商事・営業課』なんですけど、その当時のビデオをいまだに見返すんですよね。何度見ても気持ちいいものなので。そういうのが、今回二年ぶりにできるだろうなという予感があります。ディテールにリアルな部分が表現されると思うので、準備万端でお待ちしてますという気持ちでいます。

── 初めてボクデスを観る方にも楽しめそうですね。

ものは試しっていうのは変ですけど、とりあえず目の当たりにしたことない時間と空間を目の当たりにさせることはできるかなと思います。最近はボクデスの動画をYouTubeにアップしてはいますが、家で見ることのできるものは舞台ではやりたくないと思っています。記録映像以上のものが舞台にはあります。それが僕の表現へのこだわりですね。映像を使うけど、僕がいないと成立しない。「今、ここに」っていうことを大事にしています。
この時期ダンスの公演が多いですから、ハシゴするついでに観てほしいですね。だけどダンスじゃないですから(笑)。珍味であると思いますよ(笑)。こざっかしいことはしたくないと思っているので、先入観なしできてもらえたらなと思います。

(取材・文:牧智美 / 協力:プリコグ)

■小浜正寛/ボクデスPROFILE

1967年、神奈川県横浜市生まれ。オフィス・ワン・ツゥ・スリー所属。遊園地再生事業団、フィリップ・ドゥクフレ国際共同製作『IRIS』、ニブロール等に出演し国内外で活動する一方、2001年より「ボクデス」名義でソロ・パフォーマンス作品を発表。実験にしては楽しそうだがポップにしては不親切なそのライブ・パフォーマンスは、自身のカラダと融合するシュールなアニメーション映像の投影、身近にあるモノ/ないモノの機知に富んだ使用法、一定の法則に則ったシンプルな動作などで構成され、グルーヴ感と脱力感とギミックに満ちた独自の世界観が特徴的である。
第一回作品『フライング・ソーサーマン』で、キリンアートアワード2001奨励賞、STスポット・ラボアワード受賞。芸術道場GPスカウト賞を経て、「たけしの誰でもピカソ」出演。「吾妻橋ダンスクロッシング」には全公演出演。振付家として、04年「旧バニョレ国際振付賞ヨコハマプラットフォーム」出場。ユニット・ボクデス&チーム眼鏡による『親指商事・営業課』で、「TOYOTA CHOREOGRAPHY AWARD 2006~次代を担う振付家の発掘~最終審査会」出場。演劇、ダンス、美術、映像の枠を(斜に)クロッシングするかのような活動が注目を集めている。2009年8月公開の『南極料理人』(沖田修一監督)に出演。

『スプリングマン、ピョイ!』特設サイト
ボクデス公式サイト


吾妻橋ダンスクロッシングpresents
ボクデス・ソロパフォーマンス・ベスト・ライブ『スプリングマン、ピョイ!』
2009年3月19日(木)・20日(金・祝)

会場:スーパー・デラックス(東京都港区西麻布3-1-25 BF)[地図を表示]
構成・演出・出演:小浜正寛
※詳しくは公演情報のページへ
※チケットに関してはコチラ


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