骰子の眼

cinema

東京都 新宿区

2008-12-16 20:31


チェ・ゲバラの生と死を2部作で連続公開『チェ 28歳の革命』レビュアー募集

かつて、本気で世界を変えようとした男がいた。これは、チェという旅人と共に海を渡り、チェという英雄と共に革命を追体験する、世紀の2部作。
チェ・ゲバラの生と死を2部作で連続公開『チェ 28歳の革命』レビュアー募集
チェ・ゲバラ役のベニチオ・デル・トロ(『チェ 28歳の革命』より)
チェ28歳の革命

ここ近年、数多くの英雄や偉人が映画を通して姿を蘇えらせ、その功績と苦悩、謎と真実が、スクリーンに映し出されてきた。そして2008年、生誕80周年の期に、“ある男の半生”を描く1本の作品が、カンヌ国際映画祭を「悲鳴と喝采」で沸かせた。愛と情熱の革命家、チェ・ゲバラの生と死を描く『CHE』2部作である。総上映時間は約4時間30分。20分の休憩時には特例の「キットカット」と水が配給された。上映会場は、PART1『チェ 28歳の革命』で若き革命家のヒロイズムに酔いしれ、PART2『チェ 39歳 別れの手紙』では、その革命家の劇的な死の瞬間に悲鳴があがる─。
そしてスティーヴン・ソダーバーグ監督とチェ・ゲバラを演じたベニチオ・デル・トロの、「チェを映画化する」ことに対する一切の妥協もない姿勢と、他に類を見ないスタイルによって完成した「新しい映画の誕生」に、惜しみのない拍手が贈られたのだ。

写真:『チェ 28歳の革命』

「僕がどうしても観客に伝えられなかったもの、それは臭いだけだ」そんなウィットに富んだ発言を交えつつ、ソダーバーグ監督は「チェという人間と一緒にいること、それはどんな感覚だったのかを味わってほしい」と語る。チェ・ゲバラ本人同様、ソダーバーグ監督も己の信念にブレることなく、ストイックなスタイルを貫き通した。

チェ39歳別れの手紙

『チェ 28歳の革命』はシネマスコープサイズで上映、『トラフィック』に代表されるソダーバーグ流“計算しつくされた構成”により、支配するものと支配されるものとの間の苦闘を表現する。『チェ 39歳 別れの手紙』はビスタサイズで上映、死の2日前まで日記をつけ続けたチェ・ゲバラの旅の、“いつ何が起こってもおかしくない”極限の緊張状態をスクリーン上に維持し続ける。

写真:『チェ 39歳 別れの手紙』

25kgもの減量と7年間に及ぶリサーチにより、まるで生き写しのようなチェ・ゲバラ像を演じきったベニチオ・デル・トロの熱意、臨場感を突き詰めた最新鋭の革命的カメラ「RED」による撮影など、本作のために準備されたすべての要素は「チェを知り、チェと共に彼の半生とゲリラ活動を体験する」ために不可欠なものであった。


アルゼンチン生まれの青年が南米大陸を旅し、革命家として生まれ変わり、そして39歳で死に至る。2部作として描かれる生と死、成功と失敗、光と影。あなたはどちらを目撃するか? どちらを体験しても確実なことはただひとつ、あなたはもう、あなたのままではいられない。

本作の公開に先立ち、試写会で『チェ 28歳の革命』を観てレビューを書いて頂ける方を抽選で3名様をご招待します。応募方法は下記からどうぞ。

(※配給会社のご協力の元にこのクロスレビューの企画は成り立っていますので、当選された場合は必ず上映会に参加でき、レビューを書いてくださる方の応募をお待ちしています)


2009年1月10日(土)より『チェ 28歳の革命』、1月31日(土)より『チェ 39歳 別れの手紙』日劇PLEXほか全国連続ロードショー

監督:スティーヴン・ソダーバーグ
脚本:ピーター・バックマン

『チェ 28歳の革命』
出演:ベニチオ・デル・トロ、デミアン・ビチル、サンティアゴ・カブレラ、エルビラ・ミンゲス、他
2008年/スペイン・フランス・アメリカ/132分

『チェ 39歳 別れの手紙』
出演:ベニチオ・デル・トロ、カルロス・バルデム、デミアン・ビチルアキム、マット・デイモン(友情出演)、他
2008年/スペイン・フランス・アメリカ/132分

提供:日活、博報堂DYメディアパートナーズ、ティー・ベーシック
共同配給:ギャガ・コミュニケーションズ×日活

公式サイト


『チェ 28歳の革命』試写会 3名様ご招待
日時:2008年12月27日(土) 14:00開場/14:30開映
場所:東京厚生年金会館
(東京都新宿区新宿5-3-1/地下鉄丸の内線「新宿御苑前駅」下車徒歩5分、地下鉄都営新宿線「新宿三丁目駅」下車徒歩5分)

【応募方法】

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■応募締切り:2008年12月21日(日)

※当選者の方のみ、ご応募いただいたアカウントにメッセージにてご連絡いたします。

レビュー(0)


コメント(1)


  • 菊田純一郎   2009-01-15 16:17

    キットカットが配られたのですか。ゲバラはどう思ったでしょうか?(知る由もありませんが)。ネスレといえば、かつてゲバラがこう言ったことが思い出されるからです。
    「開口一番ジグレールさんは、『キューバ革命に参加するため、僕をキューバにいけるようにしてください』と頼み込みます。するとチェはかれの手をひいて、レマン湖を見下ろすバルコニーまで連れていき、対岸に輝く世界的に有名な製薬会社バイエル社や食品会社のネスレ社のネオンサインをさしてこういいます。『君はスイスに残って、この怪物と戦うのだ』(以上、ジャン・ジグレール『世界の半分が飢えるのはなぜ?』P178より)。
    あと、もしゲバラが今生きていたら、イスラエルのガザ侵攻をどう捉えただろうか・・と思います。いずれにせよ、今この世界にゲバラ的人物がいるとしても、テロリスト扱いされて終わりかもなー、と思います(メディアがテロリストとして報道し、多くの視聴者はそれに影響を受ける)。今生きていて活動しているかもしれないゲバラ的人物・・そういう人を、今世界で大きな力を持っている人達は決して放っておかないでしょうね。ぶるぶる・・