11月22日(土)よりシアターN渋谷で公開される映画『ザ・フー:アメイジング・ジャーニー』は、ザ・フーが苦悩しながらも進化し続ける姿を見事に捉えた、まさにすべてのロック・ファン必見の映画である。
監督はニューポート・フォーク・フェスティバルを記録した『Festival』(67)、70年のワイト島フェスティバルを捉えた『Wight』(95)、マイルス・デイヴィスを題材にした『Miles Electric』などの優れたドキュメンタリーを生み出したマレー・ラーナー。
この映画は彼がザ・フーのピート・タウンゼンドとロジャー・ダルトリーの承認のもと、数多くの関係者の証言や現存する映像によりザ・フーの実像に迫った迫真の記録である。初めて観る者はザ・フーの爆発的でありながらも知性溢れる演奏に心揺さぶられ、長年ザ・フーを愛し続けていたコアなファンは、初めて目の当たりにする貴重な映像に驚かされること間違いなしだ。
さすがにラーナーが3年にも及ぶ綿密なリサーチを敢行、映像発掘はファンの持つプライベート・フィルムにまで及んだというだけある充実ぶりだといえよう。
そして映画に登場するポップ・ミュージック界のビッグ・ネーム達、スティング、エディ・ヴェダー(パール・ジャム)、ノエル・ギャラガー(オアシス)、エッジ(U2)の発言にはザ・フーへの愛情が溢れており、見る者の胸を熱くさせる。
ロック・バンドの歴史を追った作品は数あるが、これほどドラマチックで且つ奥深く、そして心躍る作品には滅多に出会えないだろう。それはザ・フーがいかに劇的なバンドだったかの証でもある。数々の貴重な証言と豊富な映像がもたらす事実の重みは何物にも代え難いものがあり、巧みな編集による緊張感は映画に躍動感を与える。
しかし本作が素晴らしいのは、ザ・フーの音楽の魅力が見事に描かれているだけでなく、ロックバンドの光と影、特に影の部分を描いているところにある。『ザ・フー:アメイジング・ジャーニー』はロック・ファンだけでなく、チームを組んで仕事をしている人、そして若い時に夢を持ってなにかをやろうとし、それを追い続けているうちに歳をとってしまったがまだその夢を追いつけようとしている40代以上の大人にぜひ観てほしい。
『ザ・フー:アメイジング・ジャーニー』の劇場ペアチケットを1名様にプレゼントします。応募方法は下記からどうぞ。
『ザ・フー:アメイジング・ジャーニー』
2008年11月22日(土)よりシアターN渋谷ほか全国順次ロードショー
監督:マーレイ・ラーナー
2007年/アメリカ/120分
提供:ポニーキャニオン 配給:ヘキサゴン・ピクチャーズ
【応募方法】 劇場ペアチケット1名様にプレゼント
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■応募締切り:2008年11月20日(木)
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