2008-05-28

080521:「スティーブ・ライヒの音楽」@オペラシティコンサートホール このエントリーを含むはてなブックマーク 

昨年の秋に来日すると知り、ずっと楽しみにしていたライヒの公演。
両日ともS席、前から13列目でまずまず。

1日目/1曲目のダニエル・ヴァリエーションズは、
テキストのせいもあって荘厳な雰囲気。

1日目/2曲目の18人の音楽家のための音楽
刻まれるリズムが少しずつ変わって行く、気の抜けない曲。
同じパートでも、演奏者が入れ替わるのが面白い。
聞いていると随所で鳥肌が立ちました、60分があっという間!

そしてスタンディングオベーションです。
吠えてる人も居ました(笑)。

2日目/1曲目のドラミング パート1は、
ドラムなのに音の高さが違う為にメロディが聞こえて来ます。不思議な曲。

2日目/2曲目のプロヴァーブ
気持ちよすぎて...。

2日目/3曲目の18人の音楽家のための音楽
完成度は高かったような気はするが、やはり1日目の方が感動。

そして今日もスタンディングオベーション。
残念ながらアンコールはありませんでした。

ライヒの音楽をホールで聞けて、
さらにライヒ自身の演奏を観られて、
とっても貴重な時間でした。

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080521「スティーブ・ライヒの音楽1」
・ライヒ:ダニエル・ヴァリエーションズ(2006)30'[日本初演]◎◇
2002年にパキスタンで殺害されたユダヤ系アメリカ人ジャーナリスト、ダニエル・パールの遺した言葉と旧約聖書のダニエル書をテキストにしたラージアンサンブル曲。2006年10月8日ロンドン・バービカンホールで、ブラッド・ラブマン指揮スティーヴ・ライヒ・アンサンブル&シナジー・ヴォーカルズにより世界初演。今回が日本初演
・ライヒ:18人の音楽家のための音楽(1974-76)60' ◎☆
ライヒの代表作。約60分にわたって変遷するパルスが比類のない音響空間を築き上げる。楽器配置や奏者の動きもユニークなため、ライヴは聴覚上も視覚上も稀有な体験をもたらす。

080522「スティーブ・ライヒの音楽2」@オペラシティコンサートホール
・ライヒ:ドラミング パート1(1970-71)17' ☆
打楽器アンサンブルのための驚異の大作で、全曲は4部60分。今回は4組のボンゴを4人の奏者が演奏する「パート1」のみを上演。ライヒ初期の傑作。
・ライヒ:プロヴァーブ(1995)14' ◎◇
声楽と2台の電子オルガン、2台のヴィブラフォンのための作品。ゆったりとした神秘的なカノンが中世の音楽を思わせる響きを生み出す。
・ライヒ:18人の音楽家のための音楽(1974-76)60' ◎☆

アンサンブル・モデルン
シナジー・ヴォーカルズ ◎
ブラッド・ラブマン(指揮)◇
スティーヴ・ライヒ(ゲストパフォーマー)☆
ノーベルト・オマー(音響監督)

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オマケ。
数日後に行なわれた「武満徹作曲賞」(査員はライヒ)で、後輩のお友達が1位を受賞したそうです。
オメデタイ!

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MISHIMA Michiko

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MISHIMA Michiko

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