2014-06-16

Annecy2014、2年連続ブラジル長編がクリスタル受賞 このエントリーを含むはてなブックマーク 

こんにちは、オフィスHの伊藤です。

アヌシー2014の各賞が発表され、日本から出品された『Tissue Animals』(制作:ロボット、王子ネピア株式会社の企業広告)と『ジョバンニの島』(製作:音楽事業者協会、アニメーション制作:Production I.G、監督:西久保瑞穂が、コミッションフィルムのクリスタル賞(大賞)と長編部門の審査員特別賞を受賞しました。おめでとうございます!!
アヌシー2014受賞作>> https://www.flickr.com/photos/94915094@N06/sets/72157645122276366/

わたしの注目は、長編部門のクリスタル賞(大賞)と観客賞をダブル受賞した『O menino e o mundo(邦訳:少年と世界)』(製作:Filme de PaPel、監督:Alê Abreu)。
O menino e o mundo>> http://omeninoeomundo.blogspot.jp/
ブラジルで製作された長編アニメーション映画です。
ブラジルは、昨年の『Rio 2096:A Story of Love and Fury(邦訳:リオ2096年:愛と激怒の物語)』に続いて、2年連続のクリスタル受賞です。

『O menino e o mundo』は昨年のAnima Mundiで紹介され、興味を持っていました。
ブラジル、南米というと米カートゥーン一辺倒という誤解もあるけれど、本作はちょっと違います。オリジナル作品ができる監督、脚本家が育ってきたようです。
今年もリオデジャネイロのAnima Mundiに参加します。ブラジルのアニメーション業界関係者と交流するので、活気あるブラジルのアニメーションの最新情報をお届けしますね。
南米、ヨーロッパといっしょにおこなう「SEAコンセプト開発マスタークラス」には、来年もブラジルから参加が予定されています。日本からも奮って参加して、ブラジルの熱気を吸収、さらに協働を進めてほしいものです。

英国のNATIONAL FILM AND TELEVISION SCHOOLは強いですね。『The Bigger Picture』が学生作品・卒業制作部門のクリスタル賞受賞です。見逃したのは惜しい。

名古屋の花開くコリア・アニメーションで上映してもらった『はちみつ色のユン』(アヌシー2012長編クリスタル賞受賞)も大好評でした。

(1)新潟・長岡 アオーレ!ドイツフェストでドイツのショートアニメーション上映、6月28日、29日
(2)横浜フランスアニメーション映画祭2014、6月28日~7月4日
(3)アンスティチュ・フランセ横浜 の「おやつシネマ」、ミシェル・オスロ監督のショート集、6月27日
(4)アジアITビジネス研究会「スティーブ・ジョブズがデザインしていた未来」、6月19日
(5)日韓コンテンツビジネスフォーラム
「韓国コンテンツビジネス最前線と日韓協力の在り方について」、6月25日

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(1)新潟・長岡 アオーレ!ドイツフェストでドイツのショートアニメーション上映、6月28日、29日

長岡市とドイツの国際交流イベント「アオーレ!ドイツフェスト」で、ドイツのショートアニメーション4本が特集上映されます。

うち2本『きょうからは、お兄ちゃん』と『みどりのドラゴンとプリンセス』は、ヨーロッパで注目される、Studio SOIがZDFの放送用に制作したアニメーション。日本で見る機会がほとんどない、レアものです。
Studio SOI>> http://www.studiosoi.de/
2004年の新潟県中越地震で大きな被害を受け、復興中の長岡市を応援しようと、ドイツの制作者や配給者が上映に賛同してくれました。

○ きょうからは、お兄ちゃん(原題:Schrecken ohne Ende、監督:マックス・シュテール、マイケル・ジーバー製作:ZDF Enterprises) 第40回日本賞の幼児向けカテゴリー最優秀賞(総務大臣賞)受賞
○ みどりのドラゴンとプリンセス(原題:Die Prinzessin, der Prinz und der Drache mit den grünen Augen、監督:ヤコブ・シュー、ビンハン・ト、製作:ZDF Enterprises)
○ ベルリンの野うさぎ(原題:Esterhazy、監督:イザベラ・プリュシンスカ、製作:ClayTraces, Donten and Lacroix Films)
○ 木の上の海賊たち(原題:Sperrholzpiraten、監督:シュテファン・ショメラス、製作:Filmakademie Baden-Württemberg)

6月28日(土)と29日(日)の2日間、「アニメシアター」として、アオーレ長岡の特設シアターで何回か上映されます。
詳しくは公式サイト>> http://www.ao-re.jp/event/10698/

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(2)横浜フランスアニメーション映画祭2014、6月28日~7月4日

2008年からアンスティチュ・フランセ横浜が毎年開催している、フランスアニメーション映画に特化した映画祭。
子どもからおとなまで楽しめる、国際賞受賞作から最新作まで、フランスを代表する多彩なアニメーションが揃います。
今年は、ドワーフの合田経朗さんがゲストに招かれ、『By Your Side』の特別上映とトークをされるそうです。

■会期:6月28日(土)~7月4日(金)
■会場:横浜シネマ・ジャック&ベティ(http://www.jackandbetty.net/)
詳しくは公式サイト>> http://www.institutfrancais.jp/yokohama/events-manager/animation2014/

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(3)アンスティチュ・フランセ横浜 の「おやつシネマ」、ミシェル・オスロ監督のショート集、6月27日

アンスティチュ・フランセ横浜が4歳以上を対象に、フランス語と英語で行うワークショップです。
「おやつシネマ」は映画を楽しみ、映画についてお話をして、打ち解けた雰囲気でおやつを楽しむイベント。おとなも参加できます。

6月27日(金)は、フランスのアニメーション映画の巨匠、ミシェル・オスロの短編映画を観た後、おやつを食べながら映画に関するディスカッションやレクリエーションを行うそうです。

詳しくは公式サイト>> http://www.institutfrancais.jp/yokohama/events-manager/ocelot/

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(4)アジアITビジネス研究会「スティーブ・ジョブズがデザインしていた未来」、6月19日

NPO法人アジアITビジネス研究会から、ITジャーナリストであり、「スティーブ・ジョブズがデザインしていた未来」の著者、川北蒼さんの講演のお知らせです。

■内容
1)スティーブ・ジョブズの遺志を受継ぐアップル、アマゾン、グーグル
・アップル、アマゾン、グーグルの戦略
・製品そのものよりもその製品から生み出されるサービスに付加価値に注目
・その主役は従来の伝統的なメーカーではなくフットワークのよいITベンチャー

2)ドラえもんの世界はそう遠くない!
・「グーグル・グラス」やdocomoの「インテリジェント・グラス」は普及するか?
・自動車の自動運転が実現すると、世の中はどう変化するか?
・国内外で起こっている最新の取り組みをつぶさに紹介

3)日本企業の生き残り
・モノづくりでこれまで世界をけん引してきた日本企業の今後は?
・新しい時代のモノづくりにどのように取り組んでいくべきか?
・アジアとの接点、国外のウェアラブルにも目を向けよ!
http://www.asia-it.biz/event_schedule.php?acnm=detail&did=3189

■開催日:6月19日(木) 19:00~20:30(18:30受付開始)
■会場:東京都南部労政会館 第5会議室(東京・大崎/ゲートシティ大崎ウェストタワー2F)http://www.asia-it.biz/map.php
■参加費:1,000円/定員:60名(申込先着順)
詳細、申込みは公式サイト>> http://www.asia-it.biz/event_schedule.php?acnm=detail&did=3189

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(5)日韓コンテンツビジネスフォーラム
「韓国コンテンツビジネス最前線と日韓協力の在り方について」、6月25日

今日最後のお知らせは、日本と韓国のコンテンツビジネス協力を考えるフォーラムです。
韓国コンテンツ振興院日本事務所(KOCCA)が映像産業振興機構(VIPO)の協力で、「第25回日韓コンテンツビジネスフォーラム―韓国コンテンツビジネス最前線と日韓協力の在り方について」を開催します。

以下、KOCCAからのメール転載:
日本における主なプレイヤーが韓国コンテンツにおいて、どこを見据えて進めようとしているのかを発表するとともに今後進むべき方向についても討論いたします。

■開催日:6月25日(水)、午後2時~午後4時30分
■会場:コリアセンター5階 ハンナレホール(予定) (東京・四谷)http://www.koreanculture.jp/intro_access.php
■内容
【発表(14:00~15:00)】
     ・発表(1) ソネットエンタテインメントの韓流ビジネスモデルについて(仮題)
-中野秀紀 代表取締役(ソネットエンタテインメント株式会社)
     ・発表(2) ぴあの韓流ビジネスモデルについて(仮題)
-小田光太郎 ぴあ株式会社 アジアコンテンツ事務局 局長
【パネルディスカッション(15:10~16:30)】 
     ・モデレーター:古家正亨(韓国大衆文化ジャーナリスト)
     ・パネルリスト
-中野秀紀 代表取締役(ソネットエンタテインメント株式会社)
-小田光太郎 アジアコンテンツ事務局 局長(ぴあ株式会社)
-桜井秀行 映像制作部 シニアマネージャー
   (NBCユニバーサル・エンターテインメントジャパン合同会社)
-ユ・ヨンミン 代表取締役(CJビクターエンタテインメント株式会社)

■参加無料/事前申込制(締切6月20日)
■お問い合わせ、申し込み先>> kimyd@kocca.kr、FAX 03-5363-4513
参加希望者は、E-mailまたはFAXで必要事項(社名、住所、氏名、連絡先(電話・Eメール)をご記入の上、申し込んでください。

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HNewsのバックナンバー掲載
http://blogs.yahoo.co.jp/hiromi_ito2002jp

フランスのFolimageスタジオの短編アニメーション(字幕or吹き替え版)を貸し出します
http://www.wat-animation.net/wat_Folimage.html
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伊藤裕美

ゲストブロガー

伊藤裕美

“インディペンデント映画(アニメーション)を広める活動をしています。”


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