2014-04-03

爽やかなしあわせ『シンプル・シモン』クロスレビュー このエントリーを含むはてなブックマーク 

今まで見てきたスウェーデン映画は閉塞的な雰囲気が強いなと思う作品が多かったけれど、「シンプル・シモン」はそれらのものとは正反対。
カラフルで、ポップで、キュートで、ユーモラスで、そんな言葉がどんどん思い浮かびます。

この映画では、イラストや映像を使って彼の視点を、あぁこうやって世界を見ているんだと体感しながら見ることが出来ます。
視覚的に見せてくれるので、シモンの考えてること感じていることがわかり、より愛おしい存在に。
端から見たら何を考えているのかわからない行動も見ている方はいつの間にかシモンの側の視点に立っている、そんな不思議な魅力を持つ作品。

お兄さんの恋人探しをする過程で、様々なことに気がつくシモン。
気がつくということ、受け入れるということ、行動に移すということ、多くの大切なことをこの「シンプル・シモン」を見て改めて気がつきました。
可愛らしく、爽やかな、サラリとした映画ですが、本当に大切なことがギュギュッと詰まったステキな映画です。
フライヤーにも載っているラストのカットが今も心に残っている大好きなシーン。このシーンをもう一度見たいから、公開したらもう一度見に行こう。

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