2013-08-12

『わたしはロランス』クロスレビュー:俳優あがりの監督で、芸能界残存志望の悪あがき・・・に見える。 このエントリーを含むはてなブックマーク 

当初の想像は、手術で男が女に変身しても寄り添い、添い遂げるのだろうと思った。
そこには精神性=愛で、肉体的なことはどうとでもする現代的な愛の形が。
と思ったが、全然違った!(笑)
現代なら男x男、女x女でも自由にやっているのだから・・・と思うのですよ。
そして元夫はオトナだからともかく、捨てた子供にはどう理解しろというのだ?
他人の不幸の上に幸福は築けない・・・と世間で言うが、常識を説得させるものがなければ、単なる娯楽作品の域に留まるしかないじゃないか。
皆が幸せにならないなら、単なる駆け落ち、恋の成り行き任せってことか?
タイトルLaurence Anywaysは「息子と恋人」で有名なチャタレー事件の性描写小説家D.H.Lawrenceを意識してのことだろう。
監督/脚本Xavier Dolanは24歳、天才だとか言われてるが・・・
企画は良いが結末がいい加減になるお定まりのコース、残念だ、もっと高尚になれ。
美しくない顔・肉体・景色、こういう部分には、もっと資金かけて、いいもの撮らせてやりたいと切実に思えるが。
1980年代の設定なのも言い訳みたいで、やはり現代には陳腐でしかないですね。
24歳の限界を見たような思いがする・・・

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ろろ

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