私はこの作品のように、身近な人を亡くしたことはありますが突然ではなかったし、子供の時の感覚も薄れているように感じます。
なので、この作品をきちんと理解できているのか自信がありません。
作中に出てくる大きな木は、二面性を表しているのではないかなと思いました。
主人公たちの心の拠りどころになったり癒してもくれるけれど、生活を脅かすほど人間にとっての脅威にもなるという、『自然の美しさと怖さ』。
「死」も悲しいだけではなく、この出来事によって母親は仕事をし、新たに人と接する機会にもなりました。
それはある意味「旅立ち」でもあるのではないかと感じました。
生きている人間にとっては、いつまでもその場に立ち止まってはいられない。
観終わった時に不思議な感じがしたのは、どうやっても抗えないことに出会った時、失うだけでもなく何かしら得るものもあるという風に、ただ悲しいだけでも明るいだけでもないからなのかなと思いました。
もっとこの作品をよく知るためにも、原作の方も読んでみたくなりました。
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