夕べBBCニュースを見ていたら「チャベス死亡」の臨時ニュースが入った。BBCと言えどもさすが西側のニュースチャンネルなのでさらっとしか報じず、飽き足らないのでアルジャジーラに切り替えて以後数十分ニュースを見ていた。
キューバでのがん治療から戻ったばかりだったし、すっかり健康とは言えないまでもまさかこんなに早く死ぬなんて。過去24時間ぐらいのあいだに容態が急変したとアルジャジーラは報じていた。革命半ばの死はどんなにか無念だろうとニュースを見ていたら泣けてきた。フィデル・カストロも気落ちしているだろう(がっかりして死なないでくれ〜)。近年の著名人の死の中でもっともショッキング。
後継者は頼りないし、チャベスの死に小躍りするベネズエラの富裕層を見ると心底落ち込む。多国籍オイルメジャーの重役室ではジャンパンのコルクが開けられているだろう。
今日ニュースエージェントに新聞を買いに行ったところ、朝刊刷り終わったあとのニュースだったにもかかわらずインディペンデントとガーディアンは一面にチャベスの大きな写真入りで報じていた。他紙の一面写真は高級紙もタブロイド紙も残らずケンブリッジ公夫人(ケイト・ミドルトン)だった。左派と右派となんでもない派の違いがくっきり。
チャベス追悼にナオミ・クライン("NO LOGO!"か「ショック・ドクトリン」)を読み直したいところだけど、校正のどつぼにはまっているのでそれもできない。