ヴィダル・サスーンと聞いて知らない日本人は少ないはずだ。ヘアサロンやヘアケアのブランドとしては余りに有名である。だがヴィダル・サスーンが多大な影響を与えた人物の名前だと知る人は意外にも多くはない。
そして今回のこの映画はそんな人たち・・・、例えば、ヴィダル・サスーンを利用したことはあっても、ブランド自体に関しては詳しくは知らない、ボブカットは知っていても、それがどこでどう生まれたか知らない、・・・etc、というような人たちにぴったりであるといえるだろう。
これまでに無い新しいカットを彼がどう生み出したのか、また彼の人生に於いての様々な体験についても、時折りPOPなグラフィックを挟みながら、ドキュメンタリー形式で語られている。もちろん斬新でスタイリッシュな、様々なヘアカットを観ることもでき、こちらは現在もパリコレなどで起用されているというから驚きである。
現代でも色褪せない彼のカット、彼の人生そのものを是非一度、劇場で観てみては?