2008-04-23

ザ・啓蒙――環境問題 このエントリーを含むはてなブックマーク 

ブログ「だめ日記」から
http://d.hatena.ne.jp/xxborgesxx/
-------------------------------------------------------------
それはもうやっぱり「ダーウィンの悪夢」と「不都合な真実」です。「ダーウィン」は、まずコピーとアイキャッチが抜群に良い。こちらを見返る顔のアップに、魚の骨。
そしてキャッチは

■ 一匹の魚から始まる悪夢のグローバリゼーション

アフリカのヴィクトリア湖に放たれたナイルパーチが、周辺に貧困のスパイラルと環境汚染をもたらしてしまった…という流れだけれど、映画自体に煽りはほとんど見られない。

ただただナイルパーチまわりの惨状を映していて、それが荒削りの迫力でひとの心をつかむ。だから、これはチラシとかサイトとか朝日新聞の村上龍の談話とか、言葉で煽られること、言葉を読むことがもうひとつの映画体験になる。

方や言わずと知れた「不都合な真実」はアル・ゴアのスライド講演がメインだから、全編淀みない、自信に満ちた言葉の世界。膨大な量の資料(グラフや図)、平明な言葉、笑いと対話。不正の影が見える大統領選での負けには同情が集まり、あげく講演1,000回にノーベル平和賞に異例のロングランヒット――。

そりゃ問題点も挙げられよう。やり方に矛先も向けられよう。でもここまでやられると、かなりの数の人がアクションを起こし始めるのに一役買う。アクションを起こさないことに罪悪感を感じるほどの「感動作」ではないけれど、ひとまず4/22の「アースデイ東京2008」には参加します。そうして、もっと状況を見極めてみたい。

ところでゴアは、タクシー移動しまくるシーンをもう少しカットした方が良かったんじゃなかろうか。

コメント(0)


mari

ゲストブロガー

mari

“映画や音楽のまわりで働いています。 ●勝手にトークショー主催 http://d.hatena.ne.jp/katteni-talkshow/”


関連日記