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ここ↑の文を読んで、そのあまりにドラマティックで達者な筆致に簡単に影響され(本職の音楽ライターではなく、市井の歌謡曲愛好家みたい)、アマゾン・マーケット・プレイスで1円で購入(ただし配送料340円)。もちろん華原朋美のアルバムなんてまともに聴くのは初めてだ。
華原の歌のあまりに不安定な音程にはかなり気持ち悪くなるけど(マーティン・フリードマン曰く「J-POPに慣れてないアメリカ人にとって華原の歌は、寿司を食べたことのない人がいきなり「踊り食い」にチャレンジするみたいなもの」)、確かにこれは、ひとりの歌手が一生に1枚しか作れないたぐいの特別なアルバムだと思った。そういう「名盤オーラ」がプンプンと漂っている。「I'm Proud」も、もちろん名曲であることはわかっていたが、ここで聴くと100倍ぐらい良く聞こえる。いやー、リアルタイムで聴かなかったことをかなり後悔。
その後の華原の運命の変転を知ると複雑な気分になるけど、こういう一世一代の代表作を持っただけ幸せってものかもしれん。
「I'm Proud」のPV↓
小室の現在の奥さんであるKEIKOが小室の伴奏で華原の代表曲『I'm Proud』を歌った(正確にいうと、歌いかけた)という残酷シーン。小室は「ぼくの曲ですから」と軽薄な調子で言うけど、そりゃねーだろー。細木数子がうぜー↓