2008-04-06

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最近、私のまわり(ホントにごく狭い世界ですが)でちらちら出る音楽ジャンルに「レリジョン系」というのがありまして。知らない人には全く分からないと思うんですが、まあ要するに教会音楽ってやつですね。布教を目的としているのか何なのかは分かりませんが、普通にiTunesとかでジャンル検索(Religion & Spiritualityとかインスピレーショナル?とか)しても出てくるくらい、海外では結構普通、そして特定の信仰のない日本ではなかなか聞かないジャンル。

個人的に、最近[jesu](元NAPALM DEATH→Godfreshのメンバーがやっているバンド)の音源をiTunesを検索していたら、全く別で[jesu]ってレリジョン系のバンドにたどり着き、しかもそれが普通に良くてアルバムごとダウンロードしてしまったりってのがあったり。。。っていうか、それは本当に「普通に良かった」ww、いやー、けっこう不思議なのもいっぱいあるんですね。みなさんもたぶん宗教音楽って聞くとなんか胡散臭い感じがあると思うんですよ。ぶっちゃけ、もちろんそういうのもあったりしつつなんですが、でもたまに「どうしてこんなのが?」っていう名盤やら怪盤に突然出逢ったりする。だからちょっと気になり出すと、なかなか面白いジャンルで。また、あまり作品も普通に売ってなかったりするので、それを探すのも楽しい。

で、今日聴いていたこの[Concrete Bubber Band]。カンザスの3人組が出した1974年の音源に、倍以上の未発表音源を入れた「RISEN SAVIOR」ってアルバムが最近ドイツから発売したんです。この人達もいわゆるレリジョン系なんですが、これがいままで聴いてきたどのレリジョン系よりもぶっ飛んだ内容でして。

もーー、一言でサイケ。コレ以外にどんな言葉があるっちゅーねんというくらいサイケさんですwww。まー編成もそーとー偏っておりまして、基本オルガン、シンセサイザー、ドラムなんですが、突然足元すくわれたかのような轟音FUZZギターが流れたり、シンセも大概マトモな音はしておりません(苦笑。ぶっちゃけミスタッチ(間違い)もなんのその、それどころか濃ゆ〜い男性ヴォーカルの声があまりに遠すぎたり、完全置いてけぼりのカットアウトなエンディングをカマされたり、無意味にずぅ〜っとデカイ虫の羽音みたいな怪音(爆がスピーカーの左右を行き来したり......もう、普通の音源でコレやったら全て立派に「事故」ですっwww

ちなみに最初の1、2曲はストロベリー・アラーム・クロックみたいで、ちょっとソフト・サイケ(?)な感じもするんですが、そんな印象はす〜ぐ彼方へ消えますのでご用心。しかしこのシンセの音がヤヴァイっすねー、シルバー・アップルズのような酩酊感のあるものでもないし、ブルース・ハークほどキャッチーでユニークでもないし、かといってインダストリアルなものではなくて、、、っていうか、ここでもボコーダー大活躍。前回(鈴木勲さんの音源)とはまただいぶ違った雰囲気で使っている。機械の内部から歪んでるようなwww、、、うーん、参りました、あんまり例えるものがないなぁ。とにかく確実にいびつでオリジナルな響きです。まったく、これで布教活動していたのなら、一体何を教えたかったのかぜひ本人達に聞いてみたいくらい。

ちなみにこの3人のことを細かに解説している英語のサイトがあるんですが、そこの下の方にある3人のアー写がこれまた完全にヤヴァイ。

http://duncanlong.com/MP3-music/concrete-rubber-band.html

CDの中にも同じのがあるんですが、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、えー、、、、、、、誰か僕に教えてください。

「あの一番右のメガネの兄ちゃんは、なんであんなに強烈にヒトの不安の募る笑い方ができる」のか?????

ってことを。

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