「ミツバチの羽音と地球の回転」の監督である鎌仲ひとみさんと、ISEP(肝要エネルギー政策研究所)の飯田哲也さんの共著『今こそ、エネルギーシフト――原発と自然エネルギーと私達の暮らし』(岩波ブックレット)が発売されます。
鎌仲さんは上関原発建設に揺れる祝島をカメラに撮り続け、その中で中国電力と祝島の島民たちのぶつかりを映画の中で描いています。平和な光景ではありません。原子力エネルギーが生み出すのは、対立構造ばかり。平和なエネルギーによる未来とは……? 映画が伝えるメッセージが本にも記されているはずです。
飯田哲也さんは今最も日本で注目を集める政策提言者です。自然エネルギーのファンドの立ち上げや、地方自治体の環境政策のブレインになるなど、多彩に活躍されています。ご出身が山口県。祝島で起きていることをご自身のこととしてとらえ、日本中の共感と叡智を集めて祝島が「原発のエネルギーに頼らず自然エネルギー100%で自立する島」になれるよう、支援を続けています。
そんな矢先に起こった世界最悪の原発事故ーー。今ここでエネルギーシフトをしないでどうする?
事故前から続けていた飯田さん、鎌仲さんの活動と提案が含まれた本書を、5月28日よりソワで発売します。
読みやすい64ページの岩波ブックレット。定価は525円です。
なお、このブックレットの印税はすべて「1%for祝島」、そして東日本大震災の被災地に送られるそうです。
「1%for祝島」については、このブログで改めてお伝えします。
カフェ ソワ http://sowablog.blog31.fc2.com/
(文・キタハラマドカ@森ノオト)