2011-03-03

『名前のない少年、脚のない少女』クロスレビュー:空想と現実の交差 このエントリーを含むはてなブックマーク 

原題:THE FAMOUS AND THE DEAD

ストーリーを読まず、最初勝手な題名のイメージから、孤児の男の子と事故か何かで足が無くなった女の子の恋物語か何かと思ってました。

全然違います。(゜ー゜;Aアセアセ

脚のない少女の意味は、原題でわかります。
少年も名前が無いのではなく、ネットで実名ではなくハンドルネームを使用しているから。

劇中歌が心にささります。
映像がとてもキレイです。
心に靄がかかったなんともいえないアンニュイな感じと世界観があります。

空想と現実の交差。

哀しい現実。

自殺願望。

虚無感。

幸せの定義。

時にすれ違い、時に分かり合える家族関係。
状況は違ってもいつの時代もどの国でもある普通の悩み。
それらが混ざり合って虚実綯交ぜになった不思議さを魅せています。

もやもやが消えないのですが、それは自分の心の中にある悩みの一部なのかもです。
映画を観ていてそれぞれのもやもやが感じられると思います。

説明台詞はありません。
状況と感覚で感じ取る映画です。

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marilyn

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