女優カイウラニ・リーによって、レイチェル・カーソンが小説家になるまで、自身の著書で環境問題について訴えたこと、それに対しての賞賛や批判や圧力を受けたことなどが、インタビューのような形式で、優しく、温かく、静かに、だけれども熱い思いを込めて語られている。
特にカイウラニ・リーの演技が素晴らしく、彼女の表情、声のトーン、息遣いなど、レイチェル・カーソン本人が乗り移っているかのように感じられた。
この映画で彼女が主張したことは至極真っ当のようなものに思えた。
いつか、この地球が彼女の愛した自然豊かなものに戻ってくれることを願っている。