2011-01-24

編みメーション、北欧の女性アニメーション監督たち このエントリーを含むはてなブックマーク 

こんにちは、オフィスHの伊藤です。

編みメーション作家 やたみほさんが出品するイベントが立て続けに2つあるので、お知らせします。
やたさんの“編みメーション”は、毛糸編みのコマドリアニメーションです。毛糸編みの絵が動く、2Dに近い作風です。毛糸パーツを一つ一つ手編みして動きをつけています。手の温もりを感じます。
二児の子育て中のやたさんは、こどもと一緒に見たい、そしてこどもと一緒に創りたいと、コツコツと制作を続けています。
やたみほさんのサイト>>http://www.geocities.jp/yatamiho/index2.htm

(1)やたみほ コピス吉祥寺でグループ展「風展’11」、1月23日~
(2)やたみほ 杉並区のイラストレーター展2011、1月29日~
(3)北欧の女性アニメーション監督が語る“短編アニメーション” デイリー読売掲載
(4)「トーキョー ノーザンライツ フェスティバル 2011」、北欧の女性アニメーション監督4作品特集上映
(5)日加シンポジウム 「理想の電子政府文書管理、国立図書館、及び国立公文書館~知的資産の保存と利用のための新しい枠組みづくり~」開催、2月2日

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(1)やたみほ コピス吉祥寺でグループ展「風展’11」、1月23日~

舟崎克彦さんを中心とする、吉祥寺の「風倶楽部」に集うアーティスト11人の「風展’11」が、昨年オープンしたコピス吉祥寺のA館 4Fにある、ニコハウス ソーラーギャラリーで開催中です。

■会期:1月23日(日)~2月6日(日)
■参加アーティスト:荒木慎司、おぐらひろがず、岸田ますみ、小林敏也、小林賀子、ナシエ、七園菜生、野村直子、舟先克彦、やたみほ、渡辺リリコ

詳しくは公式サイト>>http://solar-gallery.info/info/78555
やたみほさんのブログ>>http://blog.livedoor.jp/yatamiho/

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(2)やたみほ 杉並区のイラストレーター展2011、1月29日~

アニメーション制作会社、関連企業が集積し、アニメーターも多く住まう、東京・杉並区の区役所ギャラリーで、杉並区ゆかりの若手イラストレーター26人が出品するイラスト展が開催されます。
原画、グッツの販売や、プロのワークショップもおこなわれるそうです。

■会期:1月29日(土)~2月13日(日)
■会場:杉並区役所 本庁舎2階ギャラリー

詳しくは公式サイト>>http://www2.city.suginami.tokyo.jp/event/event.asp?event=13885
やたみほさんのブログ>>http://blog.livedoor.jp/yatamiho/

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(3)北欧の女性アニメーション監督が語る“短編アニメーション” デイリー読売掲載

北欧の女性監督が、自らの短編アニメーション映画について語っています。
短編アニメーション=アート性、作家性と捉えられます。しかしそれだけが短編アニメーションではありません・・・

ノルウェーのアニータ・キリ監督
こどもが、家庭内暴力、児童虐待の犠牲になる痛ましい事件が絶えません。
一方、タイガーマスク等の名を借りて児童福祉施設に贈り物をする人たちが、年末からのホットニュースとして伝わってきます。
児童福祉施設で暮らすこどもたちの多くは産みの親が生存していると、養子縁組をした友人から聞いたのが10年近く前のこと。児童福祉施設=保護者のいない子ではないことを知りました。さらに、親と離れて児童養護施設などで暮らすこどものうち、約5割が父母らに虐待された経験があるのだそうです。

キリ監督の『アングリーマン~怒る男~』は、家庭内暴力を被害者の子と加害者の親(両親)の両面で描いています。
被害者の子はまだ幼く、純真に親を慕い、自分が悪い子だから親が暴力を振るうのかと思い悩みます。
研究者によると、虐待・暴力を受けた子の多くは他の人と愛情の絆を結び難くなり、成長するに従い問題行動を起こしたり、虐待の連鎖に陥ることもあるそうです。
そして自分の感情をコントロールできない親を放置するのではなく、適切なケアが必要なのだそうです。
キリ監督は、この問題をこどもにも、おとなにも通じるアニメーションで訴えています。「みんなで考えてほしい」「問題を家の中の秘密にするのは間違っている」、そして「誰かに話してごらん」と。
>> http://blogs.yahoo.co.jp/hiromi_ito2002jp/61601873.html

スウェーデンのマヤ・リンドストレイム監督
リンドストレイム監督が『リディンゴ島のこどもギャング』で描いたのは、80年代始めのスウェーデン。
60年代、70年代という政治の季節を通り越した“若者”たちが、生活の安定を優先し、消費社会に染まっていく姿を、こどもの目線(観察者)で見つめます。その先にあるのは、今日の保守化傾向。
リンドストレイム監督は「スウェーデン国内に向けた映画」と言いますが、同じ時間を共有してきた成熟社会の姿です。今日の日本にも通じます。

リンドストレイム監督の親世代と監督本人の世代の中間にいるわたしは、政治の季節のお祭り騒ぎには間に合わず、完全な観察者でもない。80年代初頭遊学先のパリの葬列から聞こえた「革命歌 インターナショナル」に一抹の寂しさを覚えつつ、グローバル化する社会を眺めているのです。
『リディンゴ島のこどもギャング』は痛快な勧善懲悪映画でも、深刻な政治映画でもありません。アニメーションアートだけでもない。
スウェーデン映画の私小説性を受け継ぐ、短編アニメーションの新局面を描き出そうとするリンドストレイム監督の今後を多いに期待しています。
>> http://blogs.yahoo.co.jp/hiromi_ito2002jp/61584064.html

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(4)「トーキョー ノーザンライツ フェスティバル 2011」、北欧の女性アニメーション監督4作品特集上映

アニータ・キリ監督の『アングリーマン~怒る男~』、マヤ・リンドストレイム監督が『リディンゴ島のこどもギャング』が東京・渋谷で開催される、トーキョー ノーザンライツ フェスティバル 2011(2月12日~20日)に再登場します。
トーキョー ノーザンライツ フェスティバル 2011は、北欧映画の旧作・劇場未公開作品を集めた映画祭です。主催する若い人たちは、「北欧映画というジャンルの確立」と意気込んでいます。

プログラムは「北欧の女性アニメーション監督特集」。
ヨアンナ・ルービン・ドランゲルの『ミス・リマーカブルの就活』、オスカー受賞作でノルウェー出身のトーリル・コーヴェ監督の『デンマークの詩人』とともに4本が上映されます。
アニメーションで、北欧社会のさまざまな面を感じられるラインアップです。
■「北欧の女性アニメーション監督特集」日時:2月13日(日) 13:15~/2月15日(火) 16:00~
■会場:渋谷 ユーロスペース

詳しくは トーキョー ノーザンライツ フェスティバル 2011>> http://www.tnlf.jp/index.html

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(5)日加シンポジウム 「理想の電子政府文書管理、国立図書館、及び国立公文書館~知的資産の保存と利用のための新しい枠組みづくり~」開催、2月2日

カナダ大使館で開催される日加シンポジウムのお知らせです。
図書館や公文書館をはじめ多くの政府機関は、インターネットと記録媒体のデジタル化により、文書管理と利活用方法の変革を迫られています。カナダ大使館は、カナダ国立図書館・公文書館長であり、カナダ連邦政府電子文書管理政策にも携わる、ダニエル・キャロン博士の来日に際し、国立国会図書館長、長尾真氏、国立公文書館長、高山正也氏、内閣官房公文書管理検討室参事官、岡本信一氏を講師にお迎えし、文書管理と利活用に関するシンポジウムを下記の通り開催します(日本語/英語同時通訳つき)。

■日時:2月2日(水) 13:30~17:30
■会場:カナダ大使館 オスカー・ピーターソン シアター
■申し込み:事前申し込み制/問い合わせ先:03-5412-6444(メディアライン)
■対象:図書館・公文書館関係者、文書管理に関心のある方、報道関係者、電子文書利活用システムの普及や研究に携わっている方

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伊藤裕美

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伊藤裕美

“インディペンデント映画(アニメーション)を広める活動をしています。”


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