小島麻由美初となるライヴDVD『BLUE RONDO LIVE!』の発売を記念した上映イベントに参加させていただきました。
前半は、DVD収録内容から40分程度(11曲目「メリーゴーランド」~20曲目「ひまわり」)のハイライト上映。
無駄のないシンプルなステージ。
左手で太ももあたりを叩きながら拍子を取るアクション以外は殆ど動きがない小島さんは、心底楽しそうな、穏やかな表情を浮かべて歌っている。
楽曲の世界観、
バンドの演奏力の高さ、
そしてなにより小島さんの無邪気さと情念が一緒くたになったような、
不思議な熱量をもった歌声に終始痺れていた。
森高千里も真っ青な(?)ドタドタとしたドラムと
ザックリとしたワイルドなギターが相変わらずカッチョ良い。
「黒い革のブルース」「ハートに火をつけて」のラスト辺りは
立ち上がって奇声を発したくなるほど熱かった。
タケイグッドマン氏による編集も秀逸で、
リズムに合わせたスイッチングや
バンドの手元の超ドアップなどなど
他では観られないような新鮮な仕上がりになっており、
40分はあっというまに過ぎてしまいました。
そして後半は、小島麻由美さん、タケイグッドマンさんご両人によるトークショー。なんでもお二人は、小島さんがデビューした頃からの知り合いだとか。
※以下のトーク内容はうろ覚えです。事実と相違する場合がありますよ。ご了承ください。
タケイさんが「(デビュー当時から)全然変わらないよねー」というと、
小島さんが「うそ?!体型とか全然違うし、デビュー当時は(周りの大人のことを)みんな大ッキライ!って思ってたし」と切り返したり旧知の仲ならではの自然体のトークが展開される。
そのあとはタケイさん秘蔵の島麻由美初ライヴの映像を大公開。
そこに写っていたのは、幼い顔つきだけど目つきはするどいデビューしたての小島さん。ステージ上で自曲を歌いこなすも、どこか所在無さげだった。
ビデオを観た後で、タケイさんが「やっぱり今とは違って幼かったね。目つきも恐かったし。」と一言。それを受けて「でしょ。あの頃はライヴが嫌で嫌でしょうがなかった。」と小島さん。
周りの人間も大嫌いで、ライヴも苦痛だったはずなのに、
なんで今ではあんなに楽しそうに歌えるようになったんだろうか。
お客さんから質問を受け付ける時間を設けてもらえた(!)ので、
先陣を切って質問してみました。
「ライヴの度に、来てくれているお客さんから優しさを貰ったのかもしれないな…。あと、デビュー当初はいっぱいいっぱいで楽しめなかったのかも。」と丁寧に答えて頂けました。いやー、嬉しい。
他には、
Q.【前作のリリースまで4年インターバルが空いていたが、アルバム制作にはどのくらいの期間を要するのか。そしてそれ以外の期間は何をしているのか。】
A.だいたい3〜4ヶ月くらいかな。あとは遊んでます。だから、3年半くらいはあそんでました(笑)。
Q.【ステージ衣装はどうやって決めているんですか?】
A.街を廻って、気に入るものを探します。最近は大阪のデザイナーの方と一緒に練り上げて作ってます。今回(『BLUR RONDO』レコ発ツアー)の衣装は、アンドリュー・シスターズをイメージしてみました。
などのやりとりがされておりました。
そうこうしているうちにトークショーも終了時間に。
小島さんの自然な佇まいに親しみを感じつつも、
だからこそ際立つ天才っぷりに恐れを成してみたり。
短時間でアーティスト小島麻由美の凄さを体感できた
貴重なイベントでございました。
イベント参加権を当選させてくれたCINRA.NETさん、
そしてイベントを企画してくれたアップリンクさん、
ありがとうございました!
来年には新作アルバムのレコーディングも予定しているとか。
早くライヴで暴れたいなあ。