同じ京都を舞台にした映画と言えば、且つ式神云々は、「鴨川ホルモー」なる映画と設定自体は近いかも知れません。 因みに個人的には「鴨川ホルモー」は、非常につまらない観る人を選び過ぎる感覚を覚えた映画でした。
で、今回の「堀川中立売」なのですけど… その更に上を行ったシュール感が、凄まじく、観る人をまたまた選ぶ映画と感じました。。。
しかも、上映時間が長い!とてつもなく長い!この手の映画としては。
ゲラゲラ笑いつつ、「ばっかじゃねーの」と突っ込みを入れながら、そんな感情移入が出来れば、鑑賞者にそのようなパーソナリティが有れば、お勧め出来ますが…
正直、大多数の人は拒絶反応を示すかと思われる、そんな映画でした。
しかし、制作者側の、シュールな情熱感は確かに伝わってくる、それは評価出来るかと。
徹底した、アウトロー感とでも申しましょうか? 絶対、メインカルチャーに併合しないぞ!とでも言っているような、設定、ストーリーテリング、等々、怖い物見たさで観るのも宜しいのではないでしょうか?
この映画を観て、蘊蓄を語れと言われても、かなり困り果ててしまう怖れ、絶望すること請け合いな訳だったりして…
兎に角、設定諸々、チラシを見て、読んだ時点で、「これはヤバイ!」と、敢えて、地雷を踏みに行く覚悟が出来ている方にはお勧め出来る映画です。 あと、どんな映画だろうと受け入れられる寛容さとか。