2008-03-26

山本精一、アニマル・コレクティヴ、クリア・ブレッケン このエントリーを含むはてなブックマーク 

3/16
 高円寺円盤で山本精一さんをゲストに迎えロック夜話。山本さんが、前日の大竹伸朗さんとのトークショー会場に京都から持参したレコードを忘れてきたりとか、開演前はちょっとばたばたしたが、始まってみれば非常にスムーズな進行。話も爆発的に面白かった。山本さんの著書「ゆん」と同じで、どこまでが本当でどこまでがウソなんだかわからない、なんだか異次元に入り込んだような不可思議な話の連続。ヤボを承知で「どこまでほんとなんですか」と聴くと「全部ほんとですよ」とおっしゃる。音楽はもちろん、文章を書かせても、喋らせても、そして絵を描かせても同じ世界。マレなる才能。すごい人です。

 先着予約制をとったのだが、残念ながら予約だけして、来なかった人が何人もいた。はっきり言ってすごく迷惑。以前予約制にした中村達也のときはそんなことはなかったから、山本精一さんのファン(の一部)はマナーが悪いってことか。そうは思いたくないけどね。都合が悪くなったなら仕方ないが、せめて「いけなくなった」と連絡してほしい。予約が締め切られたために、なくなく参加を断念した人が何人もいるんだから。

3/18 アニマル・コレクティヴ、クリア・ブレッケン@リキッドルーム
 大変に面白く、興奮させられたライヴ。レコードは年間ベストアルバムに入れたぐらいで、よく聴いていたが、正直レコードでは計り知れない世界がそこにあった。機械的で肉感的、ジャンクでロウファイで実はハイテク。終わってから業界の先輩方と飲んだのだが、お三方ともアニマル・コレクティヴをあまり知らなかったらしく、「レコード聴かなきゃ」という声も出たのはびっくり。前作『フィールズ』も新作『ストロベリー・ジャム』もけっこう話題になったと思うんだけど、なってない? オレの周りだけ?
 前座で出たクリア・ブレッケン(元ムーム)の不思議ちゃんワールドも、ぼくには面白かったが、ちょっと長かったか。女の子ひとりでサンプラーも含むいろんな楽器を弾き叩き歌うのも、ちょっと目新しかった。

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コメント(1)


  • mito (clammbon) 2008-03-26 02:55

    >どこまでが本当でどこまでがウソなんだかわからない、なんだか異次元に入り込んだような不可思議な話の連続。

    もーすごーくわかります...昔新宿リキッドで対バンさせてもらった時、「いやー、最近クラプトンが凄いハマってて」っていうんで、調子に乗ってそれなりなコトを話していたら「いやー、めちゃめちゃ詳しいんだね〜、実はこのサングラスがクラプトンみたいって思ってただけで、あんまり聴いた事無いんだよね〜」と。。。。高校の頃、「Jack Blues」っていう身もフタもないバンドをやっていたことを独白したオレの、ちょっとした安堵感を見事にくつがえされました(爆

小野島 大

ゲストブロガー

小野島 大

“主に音楽関係の文筆仕事をやってます。 ”