この映画を観た多くの人は、今後フェアトレードコーヒーを買うことになるだろう。そして、コーヒーを通じて、購買のあり方、選択の必要性を考えるに違いない。
映画の中には、わかりやすく様々な数字が出ている。価格、労働賃金、取引量、単価など、その全てが我々先進国に関わりがあることであり、我々のライフスタイルに直結している問題である。
フェアトレードを考える際に、きちんと考えなければならないことは、彼らに贅沢をさせることではないということ。彼らの子どもたちに教育を受ける環境をつくり、生活を安定させること。そして、彼らの職を持続可能なものにするということ。この映画の中に、そういった真の思いを伝えるシーンがいくつかあり、我々に考える素材を提供してくれている。
我々ができること、すべきことを、この映画を観て大きくの人々に考えてほしい。