1/23 新宿ネイキッドロフトにてマスコミ各社が集まり、『おやすみアンモナイト』の記者会見が盛大にとりおこなわれた。
『おやすみアンモナイト~貧乏人抹殺篇/貧乏人逆襲篇』
「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2009」
フォーラムシアター部門 正式上映作品
増田俊樹 監督作品
出演:辻岡正人 疋田紗也 黄金咲ちひろ 神楽坂恵(友情出演) リエコ J パッカー 大塚麻恵 安藤彰則 増田俊樹
今回、私もライターとして記者会見に同行した。
司会進行は(株)月の石所属の女優で出演者でもある大塚麻恵が務め、和やかな空気の中進んで行った。
増田はこう切り出した。
「かつて現場を共にした、約50人近くの人間に今度は出演してもらうからな。と声をかけていたが、実際に監督として考えたら、1本の映画に全員を配役するのは困難だと判断し、どうせなら新作を2本撮り、編集で1本の作品にすれば良いのではないかと思い付き、できうる限りの人間に出演してもらった。」
と。
増田らしい、苦労人だからこそ分かる、役者を、そして人間を思いやる切り出し方だと感じた。
かつてこのロフトからは、リリーフランキーも作家として巣立って行った。
増田は言う。
「このロフトから、今度は松本哉と共にブレイクして行きたい。」
と。
彼のプロデューサーとしての敏腕ぶりを身近に知っているだけに、私はあり得ない話ではない事を感じている。
これは彼の本音だと思う。
私としても楽しみである。
以下、主要出演者のコメントを簡単に紹介させて頂く。
辻岡正人
「貧乏だから楽しめる何かが、この映画の中に隠されている。」
疋田紗也
「演じる役に自身を投影した。逆境を生きる楽しみ方を感じて欲しい。」
黄金咲ちひろ
「自分も貧しい中生きて来たので役に共感出来た。その中を生き抜いて行く力こそ人間力だ。」
原作者 松本哉
「以前自分のドキュメンタリー映画が夕張映画祭で上映されたが、普通に日常生活をやっていると映画が出来てしまうから不思議だ。」
さて、この映画のタイトル『おやすみアンモナイト』であるが、実は疋田が名付け親だとの事。
どういう意味なのか聞いたところ、当時寝る前の言葉として流行させようと、自分のBLOGで使っていた言葉なのだという。
この言葉は、単体としては流行らなかったらしいが、このおやすみアンモナイトという映画と共に、今年の流行語大賞となる事を願いたい。
フリーライター 近藤善樹
*写真は、向かって右より増田 リエコJパッカー 黄金咲 疋田 辻岡
2010年1月30日(土)~2月19日(金)
渋谷ユーロスペースにてレイトショー公開!
「おやすみアンモナイト 貧乏人抹殺篇/貧乏人逆襲篇」
公式サイト http://www.oyasumiammonite.net/
公式ブログ http://blog.livedoor.jp/oyasumiammonite/