米原敬太郎写真展 TAROT
TAROTをテーマにすることで、人間の心を象徴化した
TAROTとは、その成り立ちの諸説が興味深い一方、実社会において、単なる占いの道具である。しかし、当たるも八卦当たらぬも八卦といいながらも、TAROTだけは、必ず当たる。なぜか? それはある問題に対し、出て来たカードを手がかりに自己分析するからだ。どんなカードが出ても、それをもとに自力で問題を紐解くから、必ず当たる。占いの道具といいながらも、実は、自己分析の道具だといえる。では、なぜ、それが可能なのか? それは、長い年月をかけて、人間の心を、22に分類し、象徴化したからであろう。それは、洋の東西を問わず普遍的であり、かつ、時代にも左右されない。人間の心は、1000年前から、本質的になにも変わっていないし、1000年後も、変わることはないだろう。つまり、私は、TAROT通して、人間の心を表現した。人間の心とは、芸術家にとって、永遠のテーマである。
作家略歴 米原敬太郎(よねはらけいたろう)
1974年 京都市生まれ
1997年 多摩美術大学卒業
1999年 京都市立芸術大学大学院修了。
在学中より、美術家として体験型インスタレーション作品を中心に発表する。03年から写真に特化し、中でも大判カメラで撮影されたファインアート志向の写真作品は、他をよせつけぬ圧倒的な世界観を構成している。コマーシャルフォト09年9月号で、ニューカマーとして特集される。主な発表歴:西部講堂(98年〜02年)、京都アートセンター(01年)、BIWAKOビエンナーレ(01年)、アップリンクギャラリー(08年)、ヴィヴァン(09年)、他多数。
会期 2010 / 3 / 19(金) 20(土) 21(日) 22(月祝) 26(金) 27(土) 28(日) 11:00~19:00
会場 ZAP Zuishoji Art Projects 東京都港区白金台 3-2-19 瑞聖寺内 白金台駅前徒歩2分
本資料に関するお問い合わせ先 作家 米原敬太郎 mail@yoneharakeitaro.com