資本主義ってそもそもなんだ?
という疑問が投げかけられているが、映画を見ても解決はしませんでした。アメリカ国はやることなすこと極端。それに慣れているアメリカ人も極端。
日本人みたいに真面目とかコツコツとか勤勉とか、そういうの一切ない。ギブ側もテイク側も。
そういう現実を撮ってます。日本人である私にはまさに「対岸の火事」です。
もはや美国とはいえず、世界も動かしていないアメリカの恥ずかしい部分を暴露しちゃう品のない暴露映画です。しかし人間は好きなんですよね、暴露ネタ。そう意味でオモシロイ。人の不幸は蜜の味です。そこに食いつく人間の本性をわかってとった映画と感じた。
果たしてマイケルムーアはこのドキュメントを通して「アメリカによくなってほしい」という思いがあるのかどうかは謎が残る。とりあえず、暴露してみた、という印象が強かった。
911に続きマイケルムーア監督のは2作品目。シッコは未観賞。