家畜の命と子供達の想い、大人のしきたりと繰り返し続く生活の作業、
まるで方法も環境も思想も、哲学も違う日本とこの小さな国で起こる命の活動の差異って
一体なんだろう、、、。
それはつまり単純だけど、先人達が残したもの、何を捨て、何を先守したかなのではないでしょうか。
私達の普段触れる事のないシンプルな自然と、相応の大地と大きな太陽と、匂いのする風、
そこでは当たり前の価値観がとても美しいと思いました。
何千年もの時を経て、積もる塩湖の美しさ、リャマの目の美しさ、子供達の表情、荷を束ねる老人のしわしわの手、
色んな細部がストーリーより、内容より、目に焼き付いた
そんな映画でした、かく語らずも、映像が全てを映し出す、
そんな映画の典型ではないでしょうか。
複雑さ、余計な物、あらゆる煩雑さを脱ぎ捨てたその生き方に、
私達本来の、考えるべき事がそこにあるのでは、となんだか問われている様な気持ちになりました、こういう映画、第三国の国々の生活をもっと見てみたいですね。
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